アニメーションの企画制作を行うツインエンジンが、新たなアニメーションスタジオ・スタジオクロマト、くるせるを設立した。
スタジオクロマトの代表取締役は、TVアニメ「
「つくる・みせる」をスローガンにさらなる「新しい視聴体験」を追求するくるせるは、江波和樹が代表取締役を務める。アニメーションプロデューサーである江波は、TVアニメ「バビロン」「
山本幸治が2014年に設立したツインエンジンには、グループ会社として「ペンギン・ハイウェイ」のスタジオコロリド、TVアニメ「ブッチギレ!」のジェノスタジオなどが参加している。スタジオクロマトとくるせるの設立より、計17の制作スタジオが所属することとなった。2社の設立に関する山本のコメントは記事末に掲載している。
山下清悟(スタジオクロマト代表取締役)コメント
借り物ではない、魅力的なオリジナルアニメを作りたい。そして視聴者に感動してほしい。アニメって面白い表現なんだ、と子供のころのように興奮してほしい。
現代の娯楽のあふれる時代において、それはとても難しいことだとわかっています。不可能ともいえる的を掲げ射抜くために、株式会社スタジオクロマトを立ち上げました。
スタジオクロマトはアニメーション監督である山下清悟を中心に、作画だけにとらわれないジェネラリストたちが集まった会社です。
「手描きアニメーションのための3D」をチームとして練り上げ、今まで見たことのない映像表現を目指します。
また、アニメーションが本来持っている多彩で魅力的な(もしくは忘れ去られた)色を最大限引き出すためのオリジナルIPを開発していきたいと思います。
江波和樹(くるせる代表取締役)コメント
「つくる・みせる」をスローガンにさらなる「新しい視聴体験」を追求し皆さんの心に印象づく、そんな時代の転換点となる映像を制作していくことを目標として、私どもはこの度、株式会社くるせるを設立させていただく運びとなりました。
日々進化を続けているデジタルデバイスやツール、ネットワークの発展に合わせたアニメーションワークフローの開発や、スタジオ内製率を高める事による人材育成を強みとして、“つくる”ことをより自然に、“みせる”映像表現を意識したアニメーションづくりを行うことが、私どもの存在意義と考えています。
誰もがスマートフォンやパソコンを持ち、何処でもコンテンツに触れることができる現代において、「絵が動いて音と共に物語を伝える」根源的なメディアとしてのアニメーションを解体・再構築し映像全盛のこの時代でも最先端を狙い続け、視聴者の心にわくわくや感動を届けるべく。
常にアップデートを心がけ、新しい物語を新鮮な感動と共にお届けすることを約束します。
山本幸治(ツインエンジン代表取締役)コメント
年明けの新スタジオ「NAGOMI」の立ち上げに続き、さらに2つのスタジオの旗揚げをすることになりました。
ツインエンジンは節目となる創業10年を迎え、未来に向けた新しいうねりを作って行きたいと思います。
スタジオと共に丁寧な作品作りと発信を続け、信頼を得られるよう精進して参ります。
リンク
菊池健 - MANGA総研 @t_kikuchi
ツインエンジンが新スタジオを2社旗揚げ、「呪術廻戦」1期OP担当の山下清悟ら代表に(コメントあり) https://t.co/GIGWheFJbw