「SPY×FAMILY展」本日開幕！フォージャー家の等身大衣装やリビングが現実に

遠藤達哉「SPY×FAMILY」の展覧会「SPY×FAMILY展」が、本日7月20日に東京・松屋銀座で開幕した。本記事では開幕前に行われたメディア向け内覧会の様子をレポートする。参加予定の人はネタバレにご注意を。

本日から8月13日まで東京・松屋銀座で行われ、8月16日から9月4日まで大阪・大丸梅田店、秋には福岡、北海道を巡回する「SPY×FAMILY展」。エントランスにはロイド、アーニャ、ヨルのシルエットとともに、スポットライトを当てられた「SPY×FAMILY」のロゴが大きく飾られた。作中に登場する証明写真機を模した入り口をくぐり抜けると、西国情報局対東課＜WISE＞の隠れ家をイメージしたコーナーが登場。黄昏の上司・シルヴィアが出迎えてくれる。

続くフォージャー家にスポットを当てた「人物調査票」コーナーではロイド、アーニャ、ヨル、ボンドのプロフィールや、描き下ろしのキャラクターイラストを展示。ロイドがいつも被っている帽子やアーニャの通学鞄などの作中に登場するアイテム、キャラの等身大衣装なども見ることができる。そしてフォージャー家のリビングを再現したコーナーを抜けると、巨大なアーニャの顔が出現。プロジェクションマッピングによって投影された100種類の喜怒哀楽の表情を楽しむことができる。

イーデン校の教室の一角を模したブースではダミアンやベッキーたちのエピソードを紹介。ダミアンとアーニャが図工の時間に作ったグリフォンの親子も展示された。その後冷戦下の東西関係者のプロフィールの展示や、3面シアターを使用することで臨場感たっぷりに仕上げられたフォージャー家の映像紹介、第1話のネームやアナログ原稿の展示が続き、最後には単行本表紙でフォージャー家が座っているデザイナーズチェアを利用したフォトスポットが用意された。

会場ではキーワードミッション企画も展開。場内に隠されたキーワードを集めるとステラを手に入れることができる。また物販会場では展覧会の開催を記念したオリジナルグッズを100点以上販売。描き下ろしマンガが収録された公式パンフレットのほかアーニャのぬいぐるみやアクリルキーホルダーコレクション、アクリルスタンドなどが購入可能だ。Kawara CAFE&DINING銀座店ではコラボカフェも実施されている。

「SPY×FAMILY展」の入場にはチケットが必要。全日日時指定制となり、ローソンチケットで販売されている。

内覧会後には家族そろって「SPY×FAMILY」のファンだという藤本美貴が登場し、トークを展開。アーニャの髪色に合わせてピンク色の衣装で登場した藤本は、数々の展示を見て「息子が来ていたら興奮するだろうなとニヤニヤしながら見ていました（笑）。大人も楽しめる展覧会だと思います」と語る。またフォージャー家の等身大衣装を見て「アーニャってこんなちっちゃいんだ」「ロイドさん細！」「ヨルさん巨乳！」など、そのリアルさに感心した様子を見せる。ネームなどの原画については、「1つのキャラクターにしても、最初はこんな顔にしようとしていたとか、髪型が違っていたんだなとか、今と違う部分をいろいろと見ることができて楽しかったです」と笑顔を浮かべた。

「SPY×FAMILY」で特に印象に残っているシーンを聞かれると、アーニャとボンドが幸せそうに寝ているシーンを選択。「寝ているアーニャとボンドを見る2人（ロイドとヨル）の表情も親らしくて。親として（子供の）寝顔を見るのは幸せだったりするので、象徴的だなと思いました」と述べた。また記者から「自身の家族をキャラクターに例えると？」と聞かれた藤本。自身はヨルであると明かし、子供たちの間ではアーニャの取り合いになりそうだと語った。また同作の魅力は「本当の家族じゃないけど、お互いのよさを認め合いながらちょっとずつ本当の家族になっていく部分」だと回答。「ヨルとロイドの恋愛関係も、お互いに最初は利害関係のみで結婚していたけれど、ちょっとずつそういった（恋愛）感情が生まれてくるのかな、というきゅんきゅんポイントがあります」と話した。