「アリスとテレスのまぼろし工場」に八代拓・畠中祐ら、瀬戸康史＆林遣都の出演も

オリジナルアニメ映画「アリスとテレスのまぼろし工場」の追加キャストが一挙公開に。八代拓、畠中祐、小林大紀、齋藤彩夏、河瀬茉希、藤井ゆきよ、佐藤せつじのほか、俳優の瀬戸康史、林遣都が出演する。

正宗の同級生の友達・笹倉大輔役は八代、新田篤史役は畠中、仙波康成役は小林、睦実の友達・園部裕子役は齋藤、原陽菜役は河瀬、安見玲奈役は藤井、町にある見伏神社代々の社家で、睦実の義理の父親でもある製鉄所従業員・佐上衛役は佐藤に決定。瀬戸は主人公・正宗の父親で、製鉄所に勤める菊入昭宗役、林は昭宗と同じく製鉄所に勤め、何かと正宗を気にかける叔父・菊入時宗役を担当する。

同作が声優初挑戦となる瀬戸は、アフレコに当たって友人の入野自由に声優をするうえで何を気にすべきか聞いたそうで、「『変に声を作ろうとしない方がいいんじゃないかな』というアドバイスをもらい、変に作り込まずに、あまり飾らずにやれたらいいなと思いました」と語る。林は役づくりに関して「時宗は、自分の思いや、この世界に対する考えや価値観、あとは大切な人たちに対する感情など、ふさぎこみながら生きてきた男なのかなというイメージを持って演じました」と、同作の監督を務める岡田麿里と相談しながら収録を進めたことを明かした。

「アリスとテレスのまぼろし工場」は岡田麿里が監督を務める、MAPPA初のオリジナル劇場作品。突然起こった製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まってしまった町を舞台に、少年少女たちの“恋する衝動”が世界の均衡を崩し、崩壊へと導く物語が描かれる。副監督は平松禎史、キャラクターデザインは石井百合子が担当。変化を禁じられた町で鬱屈した日々を過ごす主人公・菊入正宗役を榎木淳弥、謎めいた同級生・佐上睦実役を上田麗奈、謎の少女・五実を久野美咲が演じる。

岡田麿里監督コメント

昭宗役を演じる瀬戸康史の声について

昭宗というキャラクターを、第一声からばっちり掴んでいただいていました。飄々としているけれど、まぼろし工場の世界を支えてくださる包容力がある声で、まさに想像していた昭宗！そしてなにより、アニメの絵に乗った時に自然になるお芝居をしてくださって驚きました。声優経験がないというのが信じられません。

時宗役を演じる林遣都の声について

低めの大人っぽい演技のどこかに、生真面目さもしっかり感じる時宗を演じていただきました。展開が盛り上がっていくにつれて、林さんの声が本来もつ少年のような純粋さが前に出てきて、魅力的な主人公のようでした！何度もくりかえし挑戦していただいて、その真摯さにも感動しました。