MAPPA初のオリジナル劇場作品となる同作の舞台は、突然起こった製鉄所の爆発事故により出口を失い、時が止まってしまった町。変化を禁じられた町で鬱屈した日々を過ごす中学3年生・菊入正宗は、謎めいた同級生・佐上睦実に導かれて訪れた製鉄所で、しゃべることのできない野生の狼のような少女と出会う。少年少女たちの“恋する衝動”が世界の均衡を崩し、崩壊へと導く物語が展開する。副監督は
また、登場人物のキャストも発表。主人公の正宗を
夕焼けを反射して佇む工場の景色から始まる特報映像。街での生活の様子や、正宗と睦実の交流が不穏な空気で描かれたシーンが流れた後、突如空がひび割れ、少女の「痛い」と泣き叫ぶ声が響く。風が吹き荒れる激しいシーンが続き、睦実の「退屈、根こそぎ吹っ飛んでいっちゃうようなの...見せてあげようか」というミステリアスなセリフで締めくくられた。ティザービジュアルには、光に手をかざす少女の後ろ姿が描かれ、「この少女に近づいてはいけない」という怪しげなキャッチが添えられている。
岡田監督からはコメントが到着。作品について「甘酸っぱい青春物とは全力で逆走している、ヒリヒリした青春を描いています」と語った。また、岡田監督が書き下ろした同作の小説が、6月13日に角川文庫から発売されることも明らかになった。映画公開に先がけ、一足先に同作のストーリーを楽しむことができる。
なお、これらの情報は本日開催された「MAPPA STAGE 2023」内「アリスとテレスのまぼろし工場」ステージで発表されたもの。コミックナタリーでは追ってその模様をレポートする。
岡田麿里監督コメント
「アリスとテレスのまぼろし工場」ですが、作品に関わってくれている多くのスタッフの情熱により、少しずつ作品の完成形が見えてきました。
この作品を作っている理由の一つに、自分が子供の頃に憧れた邦画や劇場アニメの空気を、現代の文法で作ってみたいというものがありました。抱いていた理想そのままに、どこか懐かしい、それでいてちょっと見たことがないような映像になってきていると思います。
少年たちが主人公の本作ですが、甘酸っぱい青春物とは全力で逆走している、ヒリヒリした青春を描いています。皆さんに楽しんでいただけますよう、スタッフ一同頑張ります。なにとぞよろしくお願いいたします。
映画「アリスとテレスのまぼろし工場」
スタッフ
原作・監督・脚本:
副監督:
キャラクターデザイン:石井百合子
美術監督:東地和生
音楽:横山克
アニメーション制作:MAPPA
配給:ワーナー・ブラザース映画、MAPPA
キャスト
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昨日映画館で見た予告これか