片渕須直監督の新作映画タイトルは「つるばみ色のなぎ子たち」ビジュアルも公開

片渕須直監督の新作映画のタイトルが「つるばみ色のなぎ子たち」に決定。併せて新規映像、ティザービジュアルが公開された。

これは本日5月21日に東京・東京ガーデンシアターで開催されている「MAPPA STAGE 2023」で発表されたもの。「つるばみ色のなぎ子たち」は「この世界の片隅に」「この世界の（さらにいくつもの）片隅に」に続く片渕の最新作。タイトルにある「つるばみ」は、クヌギのどんぐりのことで、そのかさを煮た汁で染めた、濃いねずみ色が古くは喪服の色として用いられていた。またステージに登壇した片渕監督は、タイトルの「なぎ子」について、「マイマイ新子と千年の魔法」に登場した千年前の少女との関連も示唆していた。タイトル、ビジュアルが解禁された動画には英語のタイトル「The Mourning Children Nagiko and the Girls Weairng Tsurubami Black」も登場。片渕監督は海外にも作品を届けたいという思いも明かし、「The Mourning Children」に「喪に服す子供たち」という意味を込めたと伝えた。

さらにメイキング映像もお目見え。松明に火を付ける、布を染めるといった絵を描くだけでない制作の過程が収められた。「つるばみ色のなぎ子たち」は、片渕監督の新作を制作するために立ち上げられた制作会社・コントレールによって鋭意製作中。

※記事初出時、本文内の英語タイトルに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。