片渕須直監督「つるばみ色のなぎ子たち」のパイロット映像公開、コメントも

片渕須直監督の新作映画「つるばみ色のなぎ子たち」のパイロット映像が公開された。

これは本日9月16日、京都で行われている「京都国際マンガ・アニメフェア2023（京まふ）」にて解禁されたもの。パイロット映像は約3分半におよび、たくさんの子供たちが登場する。その中には、疫病で倒れたらしき女の子の姿も。さらに凶兆であるかのような空の模様も収められている。終盤には無心に何かを書く清少納言の後に、「枕草子」の一節が映し出された。

パイロット映像と併せて、片渕監督からコメントが到着。また美術監督として、アニメ「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」「アイの歌声を聴かせて」「ジョゼと虎と魚たち」に携わった金子雄司が参加することも発表された。

「この世界の片隅に」を手がけた片渕監督の最新作「つるばみ色のなぎ子たち」は、枕草子が書かれた千年前の京都を舞台に、清少納言が生きた日々を描く物語。構想に6年が費やされており、片渕監督の徹底的な調査と文献の綿密な分析のもと、現在制作が進められている。

「つるばみ色のなぎ子たち」パイロット映像

片渕須直監督コメント

ここまでに何年も費やしてきた「つるばみ色のなぎ子たち」がついてに画面の中で色がつき、動き始めました。

どんなふうにご覧になったでしょうか。予想されていたイメージどおりだったでしょうか。

映画は完成までまだまだ長く、これからも折に触れて何かをお見せしていきたいな、と思っています。次にはどんなものを。思いを巡らせています。