「ドラえもんカラー作品集」はカラー原稿で描かれた作品を集めたシリーズ。後からデジタル彩色されたものとは異なり、いずれも雑誌で発表されたオリジナル原稿のときからカラーで描かれていた作品となる。
また「ドラえもんカラー作品集」は、てんとう虫コミックス「ドラえもん」全45巻および、てんとう虫コミックス「ドラえもんプラス」全6巻にも入っていないエピソードだけで構成。「藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん」全20巻の中にはモノクロで収録されているが、発表当時のままのカラーで読めるのはこの「ドラえもんカラー作品集」シリーズのみとなる。
そのほか「ドラえもんカラー作品集」第5巻は、1970年1月号の連載開始から数年以内の初期作品だけで構成された「初期作品編」となっている。てんとう虫コミックス「ドラえもん」1巻に収録された第1話とは異なるエピソードが読めるのも特徴だ。初期のドラえもんはしっぽの先が赤ではなく青だったり、手足の丸い部分は全体に薄橙色で塗られていたり、しっぽを引っ張ると消えるなど、初期設定ならではの「ドラえもん」が当時のままのカラーで楽しめる。さらに各巻の巻末にはドラえもんの色についての秘密や、連載当時の時代背景など、さまざまなテーマの解説も掲載された。
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「ドラえもんカラー作品集」電子版全6巻リリース、発表当時の色合いをそのまま堪能 https://t.co/JigESxnr54