イベントの進行を務めるヒャダインと中川は「セーラームーン」の大ファン。ヒャダインは土萠ほたるの父親である土萠教授をイメージしたファッションで登壇していることをアピールし、中川は「推しは決められない、でも今日の髪型は美奈子ちゃんで来ました。セーラームーンは我が人生」と宣言するなど最初からアクセル全開で特番に臨む。
1991年12月に発売されたなかよし1992年2月号(講談社)でスタートした「美少女戦士セーラームーン」。今年2022年、「美少女戦士セーラームーン」30周年プロジェクトが始動したことが話題に上ると、登壇者たちは30年という時間に思いを馳せる。三石は「セーラームーンなくして私はない。大切な作品です」、伊藤は「最初は(1990年代のTVアニメ「美少女戦士セーラームーン」を)観ている側でしたので、今この場に自分がいられることが、自分にとって夢と現実と奇跡の塊みたいなすごいものだと思っています。あの頃の私に教えてあげたい」とそれぞれ感慨深そうに語った。
会場のバックスクリーンには、「美少女戦士セーラームーン」の30周年を振り返る年表が映し出される。数々のトピックがびっしりと並んだスクリーンを見て、中川は「『きんぎょ注意報!』を観るつもりでテレビの前に座ったら『ムーンライト伝説』が流れ始めて、そこから人生が塗り替えられたのを覚えています」とアニメ「美少女戦士セーラームーン」との初めての出会いを明かす。三石も「TVシリーズの主役は初めてで、自分の芝居はどうなんだろう?とか本当にテレビで放送されるのかな?とかそういうことでドキドキしていました。今のようにSNSですぐ反応があるわけじゃなくて、放送されてファンレターとか反応が届くのがだいたい2週間後くらい。街中や電車の中で、ちっちゃい子が『今日はセーラームーンだから早く帰る』って言ってるのを見て『届いてるんだ』と感じました」と初期の思い出を披露した。
特番では、90年代のアニメ「美少女戦士セーラームーン」でタキシード仮面/地場衛役を演じた
登壇者たちは、2012年にスタートした20周年プロジェクトをきっかけに数多く販売された「セーラームーン」グッズでも大盛り上がり。三石は「Sailor Moon store」やイベント会場で自らグッズを購入しているとのこと。中川が「三石さん、セーラームーングッズを爆買いされますよね。中の人がちゃんと自ら課金をされている」と話し、伊藤も「うちのリーダーは誰より買います」と太鼓判を押す。三石が微笑みながら「(グッズ売り場は)私たちの戦場だものね」と伊藤に語りかけると、伊藤も「負けは許されない」と首肯した。
イベントの終盤、「劇場版『美少女戦士セーラームーンCosmos』」が2023年初夏に2部作連続公開されることが“宇宙初解禁のビッグニュース”として発表に。ティザービジュアルを見たヒャダインは「うさぎが見ているのは3つの星の光(スターライツ)?」「“銀河一身分違いな片想い”がまた始まっちゃう……?」「この屋上、レイとブルマの美奈が『命を捧げたたった一人の人がいるわ』ってすごいカッコいいことを言う、あの屋上じゃない?」といきなり考察を始める。すでに劇場版前編のアフレコは済んでいるそうで、三石は「Cosmos」への期待を煽った。
さらに“スペシャルゲスト”として、ファンからはおさBUの愛称で親しまれている「美少女戦士セーラームーン」原作編集担当・小佐野文雄氏が登場。小佐野氏から「美少女戦士セーラームーン」の30年の軌跡をたどる展覧会「美少女戦士セーラームーン ミュージアム」の詳細が明かされた。日程は7月1日から12月30日までで、武内の描き下ろし新作イラストや、初展示を含む貴重なカラー原画が3期にわたって過去最大規模で展示される。小佐野氏は「ミュージアム、博物館という名前の通り、原画の展示とともにグッズなどのコレクション展示に力を入れます」と意気込む。武内が描き下ろしたセーラームーンのビジュアルを見た中川は「初期の衣装!」と大興奮。「よくぞお気付きになりました」と小佐野氏に驚かれていた。
イベントの最後の挨拶で、三石は「私にとってもうさぎちゃんは元気をくれる存在。彼女のことを愛して、大事に育てられたらと思っています。実はまだ劇場版の後編は録っていないんです。後編で原作のお話が一区切りするので、その大仕事が残っています。そこに向けて全身全霊で演じたいという気持ちでいっぱいです」と語り、30周年記念特番を締めくくった。なおこの特番は5月28日までアーカイブ配信されている。
※動画は現在非公開です。
関連記事
BARKING HOTDOGS? @LuigiOdyssey
WHO WILL BE COSMOS https://t.co/ououIFIvQ7