11月12日に2週間限定での劇場上映がスタートした「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」は、Netflixのアニメシリーズ「攻殻機動隊 SAC_2045」シーズン1に新映像を加えて再構成した3DCGアニメ。全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課と、人類の脅威となる存在ポスト・ヒューマンの戦いが描かれる。
「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」からのオリジナルキャストである田中は「ブランクもあったので不安も抱えつつ集まったと思うんですが、それをまったく感じませんでした」と、久々のシリーズの現場を振り返る。また「9課がしゃべり始めると一瞬で昔に戻って、初回の収録から本当に楽しい時間を過ごすことができました」と述べた。さらに大塚と山寺との共演については「昔からお兄さんのように、ナイトのように、いつも両脇にいてくださる先輩方に囲まれて。とても心強くて頼りにしております」と思いを明かした。
大塚は「古くからやってる人たちが作り出す魔法のような空気」とアフレコについて語り、「シリーズを観た人にも観てない人にも楽しんでもらえるうまい仕掛けになってます」と映画版の魅力をアピール。山寺は再構成を手がけた藤井監督に対して「(映画は)もともとこう作られてたのか?と思うぐらいの作品」と称賛し、「長いシリーズをギュッとまとめるのは大変な作業。ポスト・ヒューマンとの対立の構図もわかりやすい。どなたにとっても楽しめるものになっていると思います」と述べつつも、「トグサの離婚については、ちょっとつまんであったかな」とボヤき笑いを誘った。
そして「攻殻機動隊 SAC_2045」から新キャストとして加わった潘は「デビュー当初からご一緒している大好きな先輩方との共演なので緊張はもちろんですが、安心感もあって。皆さんとご一緒できるという光栄とワクワクのほうが強かったです」とコメント。そんな潘に対し田中は「潘ちゃんが本当にかわいらしくて。華もあってスタジオがパッと明るくなる。とても幸せでした」と、「攻殻機動隊」シリーズの現場には女性キャストが少なかったことを回想しながらも、今回のアフレコを振り返った。
さらにイベントにはスペシャルゲストとして、ポスト・ヒューマンの矢口サンジとシマムラタカシに扮した
最後に田中は、今はなき映画館・渋谷パンテオンで催された「東京国際ファンタスティック映画祭95」での「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の舞台挨拶を振り返りながら「26年が経ちました。私たちがこうして登壇できるのも、長い間、『攻殻機動隊』や公安9課を愛してくださる皆様のおかげです。ぜひ何度かご来場いただいてお楽しみいただきたいと思います。また来年Netflixで配信される2ndシーズンもぜひご覧ください」と述べ、イベントを締めくくった。
劇場長編アニメーション「攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争」
2021年11月12日(金)より2週間限定で劇場公開
スタッフ
原作:
総監督:
監督:
脚本:神山健治、檜垣亮、砂山蔵澄、土城温美、佐藤大、大東大介
キャラクターデザイン:イリヤ・クブシノブ
3Dキャラクタースーパーバイザー:松重宏美
プロダクションデザイナー:臼井伸二、寺岡賢司、松田大介
モデリングスーパーバイザー:田崎真允
リギングスーパーバイザー:錦織洋介、井上暢三
エフェクトスーパーバイザー:清塚拓也
ライティングコンポジットスーパーバイザー:高橋孝弥
編集:定松剛
音楽:戸田信子×陣内一真
サウンドデザイナー:高木創
主題歌:「Fly with me」millennium parade × ghost in the shell: SAC_2045
音楽制作:フライングドッグ
制作:Production I.G × SOLA DIGITAL ARTS
製作:攻殻機動隊2045製作委員会
配給:バンダイナムコアーツ
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