「漫画原稿再生叢書」は“読める複製原画”と謳い、現存する原稿を原寸サイズで仕上げたシリーズ。原稿の風合いを再生すべく、実際の原稿用紙に近いケント紙を選んで印刷し、紙が曲がらずに済むようノドを180度開けるコデックス装幀で製本されている。2020年には「あしたのジョー ジョー&力石 <漫画原稿再生叢書>」が刊行され、矢吹丈と力石徹の関係にスポットを当てたエピソードが収められた。
今回の「あしたのジョー Vol.2:灰になるまで <漫画原稿再生叢書>」には、白木葉子が悲惨なジョーの戦いぶりに耐えきれずホセ・メンドーサ戦の試合会場から逃げ出す場面から、ジョーの生死について読者の議論を呼んだ最終ページまでを収録。付属の小冊子には、ジョーが紀子に「真っ白な灰になる」ことについて語るシーンの解説が掲載される予定だ。
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「あしたのジョー」の“読む複製原画”第2弾、ジョーが灰になるまでを収録
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