「レコードは死なず」は、シカゴ在住のライターであるエリック・スピッツネイゲルによる“常軌を逸した究極のレコード探し”を綴った実話本。エリックは大手の雑誌で著名人インタビューなどもこなすベテランだが、45歳妻子ありの身でも収入はまるっきり不安定で「何を失くし、どうやってここまできたのかもすでによくわからなくなっている」と自身の状況を語る。そんな彼の心を動かしたのは、取材相手のクエストラヴから聞かされた「今まで買ったレコード盤は全部大事に持っている」という言葉。そこから、中年の危機を迎えた男が自分を取り戻すための「アナログ盤クエスト」の幕が開く。
よしもとは表紙に、子供を肩車した中年男性がザ・クラッシュ「ロンドン・コーリング」のレコード・ジャケットを持つイラストを執筆。裏表紙では、表紙の男性の若かりし日の姿が見られ、表と裏で本の内容を思わせる作りになっている。なおイラスト内の「ロンドン・コーリング」のジャケット部分は、朔子石渡が描いている。
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