ケムリクサ、FGO、おそ松、プリキュア…2010年代振り返る美術手帖のアニメ特集

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本日1月7日に発売された美術手帖2月号(美術出版社)にて、「アニメーションの創造力」と題した特集が組まれている。

美術手帖2月号より。

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約120ページにおよぶ本特集では、商業アニメからインディペンデント作品まで、国内外のクリエイターへのインタビューを通じて、2010年代のアニメーション史の見取り図を描く。「PART1 10年代の表現はどう変化したか?」には「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の片渕須直、「けものフレンズ」や「ケムリクサ」で知られるたつき、「失くした体」でアヌシー国際アニメーション映画祭2019で長編部門のグランプリを獲得したフランスのジェレミー・クラパンらが登場。また本特集の監修者らによる座談会「2010年代、日本アニメから眺める世界のアニメーションとは?」では、「かぐや姫の物語」や「君の名は。」といった長編映画から、「SHIROBAKO」や「プリパラ」といったTVアニメ、海外作家の作品まで幅広く取り上げながら2010年代を振り返っている。

美術手帖2月号より。

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「PART2 アニメーションの革新を支える制作技術」では磯光雄と山下清悟の対談、榎戸駿らが語る「Fate/Grand Order」配信4周年記念映像の制作プロセス解説など制作手法にスポットを当て、「PART3 表現を拡張・越境する次世代のクリエイター」ではAC部岩井澤健治久野遥子と冠木佐和子といったインディペンデントで活躍する作家たちのインタビューが掲載された。「PART4 作品と受け手をつなぐ環境と構造」では「社会現象化する女性向けアニメーションの市場戦略」と題し、「おそ松さん」を手がけたぴえろの最高顧問・布川ゆうじと、「スター☆トゥインクルプリキュア」の柳川あかりプロデューサーの対談も収められている。

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