空港やスペースセンター、世界の街並みなどを、精巧な技術と先端テクノロジーを使ってミニチュアで再現して展示するSMALL WORLDS TOKYO。「関西国際空港エリア」「スペースセンターエリア」「世界の街エリア」「美少女戦士セーラームーンエリア」「エヴァンゲリオン 第3新東京市エリア」「エヴァンゲリオン 格納庫エリア」「東京エリア(仮)」の7エリアから構成され、「スペースセンターエリア」では「マクロス」シリーズの
「美少女戦士セーラームーンエリア」では作品の舞台となった1990年代の麻布十番をベースに、単行本1巻から4巻に登場する街並み、地場衛が住んでいたマンション、「美少女戦士セーラームーン」における未来の世界であるクリスタル・トーキョーなどをミニチュアサイズで再現。一方「エヴァンゲリオン 第3新東京市エリア」は作品の世界観を1/80スケールで再現した展示となっており、近景が旧市街地、遠景が第3新東京市と分かれている。エヴァンゲリオンの格納庫をモデルにした「エヴァンゲリオン 格納庫エリア」では初号機が射出されていく演出を見ることができる。
SMALL WORLDS TOKYOは2020年春に東京・有明にオープン予定。自身のフィギュアを3Dスキャンによって制作し、各エリアに設置してパークに“住む”ことができる「住民権付きフィギュア・プログラム」が順次販売されることも決定した。なお同プログラムの第1弾として、「エヴァンゲリオン」のエリアに住める「第3新東京市に、住む」が8月9日より販売される。価格は税込1万9800円、18歳以下が1万7600円。
同テーマパークを手がけるSMALL WORLDSの近藤正拡代表取締役は、東京ディズニーリゾートで総合プロデューサーを務め2014年に死去した堀貞一郎氏とのエピソードを挙げ、「2010年頃から堀さんとテーマパークというものを再考し始めまして。今の技術を使ってミニチュアのテーマパークを開業させようという結論になりました。堀さんとの話の中で『東京ディズニーランドのようなテーマパークは2度と作れないかもしれないけど、年間200万人が来場するテーマパークを世界に15カ所作ったら、ディズニーリゾートを抜くぞ』という話になって。今の我々の目標はそこでございます」と語り、今後も新たなパークを開業していくことを説明。2022年には沖縄での開業を予定していることも明かした。
なお会見には「エヴァンゲリオン」シリーズなどの著作権管理を行うグラウンドワークス・神村靖宏社長も登壇。神村社長は「『エヴァンゲリオン』の第3新東京市を再現したいという話を最初に聞いたときは荒唐無稽とも思えましたが、『ぜひやってもらえたら』ということでスタートしました。最近『エヴァンゲリオン』シリーズを制作しているカラーのスタッフの方々も、SMALL WORLDS TOKYOの制作現場に足を運んでミニチュアを見てもらっているんですが、『ここまで再現するんですか』と言ってしまうほどで驚きの連続です。また『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の最終作品である「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」というものを、2020年6月に公開することを発表いたしました。SMALL WORLDSさんは2020年の春に開業ですから、直後に公開される映画ということで、宣伝などについてもパートナーシップを強く結んでいきたいです」とコメントした。
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- スモールワールズ:ミニチュア・テーマパーク「Little Ambassadors' SMALL WORLDS」
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