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「シン・エヴァンゲリオン」冒頭映像がパリで解禁、庵野秀明からのメッセージも

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「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」上映の模様。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」上映の模様。

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の冒頭映像である「シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1(冒頭10分40秒00コマ)0706版」が、本日7月6日に東京・日比谷ステップ広場を含む世界9カ所で同時公開された。なお、この記事には映像の内容が含まれるため、ネタバレを見たくない方はご注意を。

本日正午、公式アプリ「EVA-EXTRA」などでの告知を受け、日比谷ステップ広場と新宿のシネシティ広場には1300人のファンが集合。フランス・パリで開催中の「Japan Expo2019」からの中継は、まずは高橋洋子のライブの様子からスタートした。高橋はシリーズの主題歌「残酷な天使のテーゼ」のほか「魂のルフラン」「FLY ME TO THE MOON」など5曲を歌唱し会場を盛り上げる。続けて碇シンジ役の緒方恵美が登場。緒方が会場に集まった観客に向け、碇シンジの声で挨拶をすると大きな歓声が上がった。

緒方が「放送開始から24年経つわけですが、24年前から見てる人はどれぐらい?」と問いかけると客席から多数の手が上がる。そのリアクションに「メルシー」と笑顔を浮かべた緒方は「24年間、ひとつの作品に携われることはあまりないので、うれしいことですね」と高橋と顔を見合わせた。そして「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」が来年公開されることに触れ、「最後を迎えるにあたって、私たちが死なないうちに新作を作ってくださいと監督にずっとお願いしていました(笑)。でも実際に最後となると寂しいです」と今の心境を述べた。

続けて緒方は、「昨年の終わりぐらいに監督に呼ばれて、24年間の中で初めて『シンジだったらこの結末とこの結末、どちらを選びますか?』と聞かれました」と庵野秀明監督から質問を受け、結末について庵野から助言を求められたことを述懐。「アフレコが始まって、今半分ほど終了して。1回につき人によっては30回ぐらいテイクを重ねて収録していて。きっと観たことのない映像ができあがると思います」と力強く語ると、観客からは拍手が巻き起こる。

また司会から庵野監督についてどう思うかと問われた高橋は、戸惑いながらも「あんなに優しい人は見たことありません(笑)」と回答。さらに「『エヴァンゲリオン』は本当に終わるんですか?」と聞かれると、「私も聞きたい!」と返して笑いを誘った。そんなやり取りを見ていた緒方が「なんか終わる終わる詐欺のようですが、ちゃんと終わるべく今一生懸命作ってらっしゃいます(笑)」と苦笑いしながら「そんな監督からメッセージが届いてるようで……」と、庵野からのビデオメッセージが届いていることを告げると、客席からは大きなどよめきが起こる。VTRで庵野は、冒頭映像の舞台としてパリを選んだ理由について「パリはいつ行っても素晴らしい。本当に大好きな場所なので、できれば『エヴァ』の舞台にしたいとずっと思っていました。特にエッフェル塔が大好きでずっと憧れていて、初めて登ったときは本当に感動しました。昔、自分の作品にも登場させたことがあったんですが、見よう見まねで。今回はちゃんとしたエッフェル塔をきちんと描こうと思っていましたので、それが叶ってよかったです」と述懐。また「日本での公開は2020年です。スタッフ、キャスト全力で制作に向かってます。本当に大変なんですけど、がんばっていきます。メルシーボークー」とコメントした。

そのVTRを受け、緒方は「なんか盛大なネタバレが含まれていたんですけど! 大丈夫ですか? ネタバレってフランス語で何て言うんですか?」と慌てながら「というわけでですね。冒頭のアバンの部分のフィルムをお持ちしました」と告げる。「本当は庵野さんがご自身で持ってくるつもりだったそうなんですが、ギリギリまで作りたいということで、庵野さんは来られなくなりました」と苦笑しながら、フィルムは緒方がパリに持ってきたと明かす。そして「私も初めて観るので楽しみです」と顔をほころばせた。

ファンへのメッセージを求められた高橋は「長い間、そしてこれからも『エヴァンゲリオン』を応援してくださってありがとうございます。私もこうして歌うことができて光栄です。またお会いできる日を楽しみにしてます」と挨拶。そして緒方は「本当に長い間、『エヴァンゲリオン』を愛してくださってありがとうございます。『エヴァ』だけでなくて日本のアニメ、マンガ、ゲームを愛してくださってありがとうございます。『エヴァ』も最後まで楽しんでください」と思いを伝えた。

そして、緒形の「VTR終わりまで、逃げちゃダメだ! エヴァンゲリオン、発進!」という言葉をきっかけに、パリを舞台とした映像が上映された。赤木リツコをはじめとしたWILLE(ヴィレ)メンバーのほか、真希波・マリ・イラストリアスが登場。エッフェル塔などのパリの情景の中で、WILLEによる作戦とエヴァンゲリオン8号機に乗り込んだマリの戦闘の模様が映し出された。映像終了後、本作の新たなビジュアルが画面に映し出され、会場からの盛大な拍手の中イベントは終幕。パリ、日本のほか、アメリカと中国でも本イベントは実施され、全世界150万人、国内30万人が同映像を見つめた。「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は、東宝、東映、カラーの3社共同配給で2020年に公開。

※「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の「:||」はリピート記号が正式表記

(c)カラー

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