観客の「町田くーん!」の声に合わせステージに現れたキャスト陣に、客席からは大歓声が贈られる。初めてレッドカーペットに登壇した細田と関水は緊張気味に挨拶すると、石井監督は「豪華キャストですが、皆さんにはぜひこのシンデレラボーイとシンデレラガールに注目していただきたいです。映画の中では彼らのみずみずしい芝居を見られると思います」と2人について紹介した。
イベントでは「町田くんってどんな人?」というテーマのトークを展開。町田くんを演じた細田は「一生懸命の大切さを教えてくれる人」と答え、「今ってあんまり一生懸命だったり必死な姿をいいものとして見ないことも多いと思うんですが、そうじゃなくて、一生懸命が一番素敵でカッコいいんだよということを改めて教えてくれた人です」と説明する。関水は「とにかく優しくて、自分のことを後回しにしてしまう人」と語りながら、「高校時代に町田くんがいたとしたら、たぶん好きになってました!」と笑顔を見せた。
岩田は「現代社会に生きる疲れた大人たちへの処方箋」、高畑は「白い鳩。平和の象徴みたいな人だなって思います。こんな人が存在してくれたらいいなという願いを込めて」とそれぞれコメント。太賀は「すごく変だけどまっとうな人。映画でも、はたから見たら町田くんの優しさは変に見えたりするんです。でもすごく大事なことを町田くんは知っていて、当たり前の優しさをみんなに振り分けることができる人だと思います」と考えを口にした。「聖人のような天使のような、美しい少年です。令和のヒーローだと思います」と語ったのは池松。北村は「とにかく優しすぎる」と話しながら、「あと、走り方が面白い。ふとももは上がるんだけど進んでいかないという。そこも見どころです」とアピールする。司会から「本来のご自身の走り方ではない?」と問われ、北村にも「違うの?」と聞かれた細田は「ああっ! 違います!」と焦りながらも笑顔で否定した。
なお本日のイベントに登壇予定だった
最後に細田は「とにかく一生懸命やりました。町田くんの一生懸命さのエネルギーが周りの人にもどんどん影響していって、周りの人すらも一生懸命になるという、そのエネルギーの広がり方や強さを感じていただけたらうれしいです」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。「町田くんの世界」は6月7日より全国にて上映される。
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