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人間の心の闇を描く、手塚治虫「アラバスター」雑誌連載時に近付けたオリジナル版

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手塚治虫「アラバスター オリジナル版」が、立東舎より刊行された。

「アラバスター」は、週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて1970年12月から1971年6月まで掲載された作品。半透明の不気味な体となってしまったことから、美しいものを憎み破壊工作を繰り返す怪人・アラバスターと、呪われた出自を持つ美少女・亜美を軸に、欲望が渦巻く世界で翻弄される人々の心の闇を描いたサスペンスだ。

当時、単行本化にあたって物語の本筋は変わらないものの主人公の設定やコマ割り、セリフなど随所に変更が見られ200ページにおよぶ改変が行われた本作。「アラバスター オリジナル版」は、雑誌連載当時の構成で単行本化しており、連載時の扉やカラーページ、カラー扉をできる限り連載時のオリジナルの状態に近付け収録した。また巻末には関連資料も収められている。

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