劇場アニメ「
住野よるの小説を原作とする本作は、膵臓の病気を抱えた高校生・山内桜良と、彼女の闘病日記「共病文庫」を手にしたクラスメイトの“僕”との関係を描いた物語。本日の舞台挨拶では、映画の楽曲を軸にトークが展開された。この日、初めて映画の舞台挨拶に登壇したというsumika。片岡健太は「ライブのステージには何度も立ったことがありますが、映画館の舞台に立つのは初めて」と緊張した様子を見せる。また「僕、視力が9.2あるので『キミスイ』を観終わった皆さんの表情を見て、つられて泣きそうです」と述べ、実際に映画を見た感想を「やっぱり自分たちが作った音楽、作ったものって自分の子供のような気持ちなので。映像を観た瞬間、愛してもらえているなと。この映画の家族になれてよかったねと思いました」と感慨深げに語った。
劇中歌「秘密」を手がけた小川貴之は、「音と絵がどれだけマッチングするかが大事。絵コンテをいただいて、カット割りを観て、カットの秒数を全部計算したうえで、2人の距離感や景色の温度、湿度、2人の心の中の色合いをどれだけ音に閉じ込めることができるかをひたすら考えて作っていきました」とコメント。そんな劇中歌について、高杉は「あの(『秘密』が流れる)シーンは僕と咲良のハッピーエンドだと思って演じていました。絵コンテや台本を読んだ時点で、一番盛り上がる素敵なシーンになるんだろうなと思っていたので。映像で観たときに鳥肌がすごかったです」と振り返る。またLynnは「全編通して一番穏やかな、柔らかいお芝居になっていたかなと思う。映像と歌詞もとてもリンクしていて、この幸せな状態で終わってほしいと思った」と想いを語った。
さらにエンドロールで流れる主題歌の「春夏秋冬」について、片岡は「最初に牛嶋監督からこの作品を総括するような曲を作ってほしいとお話をいただいた。『君の膵臓をたべたい』という作品はおじいちゃんおばあちゃんになっても忘れてほしくない作品なので、この先まで覚えていてもらえるか……主題歌に重大な任務をもらっているんじゃないかと思ったので、心地いいプレッシャーの中作っていきました」と語る。その言葉に、藤井は「当たり前じゃない毎日を過ごしていくという歌詞で、作品を総括するような歌詞だなあと。あとエンドロール後に、前を向いた2人の姿は本当に好きなシーンです」とコメントした。
最後の挨拶で片岡は「本当に素晴らしい作品に出会えて、そして携われて幸せだなと思います。この映画はこの物語の中だけじゃなくて、きちんと自分の中の物語にして自分の人生にプラスにしてポジティブな気持ちで歩いていくために作られた作品だと個人的には思っています」と想いを込める。そして高杉が「素敵な音楽とキャストの皆さんとスタッフさんと、皆さんそれぞれすごい一生懸命この作品を盛り上げようと作らせていただいて。この作品に関わらせていただいて本当にうれしくて幸せだなと思います。皆さんも観たあとにこの物語とキャラクターの子たちがそれぞれ皆さんの中で生き続けて成長させてもらえたらうれしいなと思っています」と観客にアピールし、舞台挨拶は締めくくられた。劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」は現在公開中。
なおコミックナタリーでは「君の膵臓をたべたい」の公開を記念し、志磨遼平(ドレスコーズ)にインタビューを実施。原作者の住野よるが“人生で特別な影響を受けたアーティスト”として挙げる志磨は本作をどう観たのか。関連する特集・インタビュー
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- 劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」公式サイト 2018年9月1日(土)全国ロードショー!
- sumika OFFICIAL WEB SITE
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