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最上もが書店の1日店長に、「サプリ」紹介し「支えてくれる人、ぼくはいない…」

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「ぺちゃくちゃ書店」のイベントより、1日店長を務めた最上もが。

「ぺちゃくちゃ書店」のイベントより、1日店長を務めた最上もが。

電子書籍サービス「ブックパス」によるキャンペーンサイト「ぺちゃくちゃ書店」のオープンを記念したイベントが、本日8月15日に東京・渋谷のBOOK LAB TOKYOにて開催。会場には「ぺちゃくちゃ書店」のコミック担当書店員として、最上もがが登壇した。

「ぺちゃくちゃ書店」では最上が毎月1冊ずつ“推しマンガ”を紹介し、それをブックパスにて読み放題で配信するという試みを行なっている。本日はリアル店舗「ぺちゃくちゃ書店 渋谷店」として、最上が1日店長に。白いシャツにピンクのエプロンという書店員ルックで登場した最上は「こんな髪色でいいんですかね……?」と困ったような笑顔を見せる。電子書籍との関わりについては「もともと紙で読むほうが好きだったんですけど、部屋に置ききれなくなっちゃって。置きたいけど置けないジレンマから電子書籍に手を出しました」と明かし、「電子書籍のいいところはいつでも持ち歩けるところですよね。この前もさまぁ~ずさんとロケに行ったんですけど、三村(マサカズ)さんも電子書籍をずっと読んでました」とエピソードを披露した。

ここからは今月の“推しマンガ”である、おかざき真里の「サプリ」についてトークしていくことに。最上は本作について「働く女性の孤独が描かれていて最初は凹みました。『わかるー!』って。よく『仕事と私どっちが大事なの?』って女性が言うじゃないですか。でも『サプリ』の場合は逆で、ぼくも今は優先順位は仕事が一番だと思っているので」と共感した理由を語る。

また「『サプリ』のポップを作るとしたら?」をテーマに考えてきたという3つのキャッチも披露。先ほどの話ともつながる「孤独を感じる働く女性へ」というキャッチについては、「最初のほうを読んで1人でも大丈夫なんだって思えてたのに、最終的には男が出てきたので。ぼくは1人で生きてやるぞって身構えてきて今29歳。『あ、くそ!』と思って(笑)。『ミナミちゃん支えてくれる人おるやん! ぼく……いないな』って孤独を感じました」と赤裸々に話す。

次のポップ「サハラさんじわじわくる」については、フリーのカメラマン・佐原徹に、物語が進むにつれて惹かれていくとコメント。そして「女子会って楽しい」というポップについては、ミナミの友人たちについて「もう癖が強いですよね(笑)。仕事が忙しい女性って、だんだん女子力が低下していくタイプと、その逆で仕事も女子力も完璧にしたいっていうタイプがいると思うんです。ぼくは本当にミナミ型で見た目を気にしなくなってしまうんですけど、ミナミの友達の田中さんはバッグも古いものは使わないとか、いっつもおしゃれで気を抜かない。そういう女の子たちを見て現実にも『いるいる!』って思いましたね」と話した。

またイベントでは「サプリ」以外で、最上のおすすめマンガを紹介するコーナーも。渡辺祥智「銀の勇者」については「心に刺さる言葉がいっぱいあって。魔王が言ってた『襲われるから襲い返すんだ』みたいなセリフから、自分が怖い態度だったら相手も嫌になるし、ニコニコ明るく接してたら相手も気持ちよく返してくれるということを学びました」と述べる。高野ひと深「私の少年」については「なんというか……ショタに目覚める」と言いながら「人を大切に思う気持ちを教えてくれる」と言及。蒼星きまま「きのこいぬ」に対しては「癒されますの一言です」とアピールした。

終盤には来場者1人ひとりに、最上が1日店長の名刺を手渡し。最後に「マンガって読んだら共有したくなるので、こうやっておしゃべりできてよかったんですけど時間が足りなかったですね。でも電子書籍ってお手軽に読めるので、みんなも気になるマンガがあったら教えてください」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。

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