イベントにはアヤメくんこと菖蒲瞬役の
続いて本作について、「こんなにポップになると思ってなかったです」と言う足立。「ちゃんと笑ってくれるか心配だったんですけど、皆さん手を叩いて大爆笑してくださっていたということで……特に仁英先輩のところ!」と名前を出すと、会場からは拍手と爆笑が同時に沸き起こる。
また黒羽はアヤメくんの不思議男子ぶりを象徴する「おっぱい、触らせてもらってもいいですか?」というセリフについて、「ほんとにねえ……邪な気持ちをすごい抑えました! 」とコメント。「もし実際に、このセリフを言ってくる男子と出会ったら?」と言う質問を受けた足立は、「普通にいけばビンタでしょうねえ。だけどご存知かもしれないんですが……私、おっぱいちっちゃいんですよ。あんまり自信がないこのおっぱいを褒めてくれるなんて滅多にないことなので、びっくりしすぎて『いいよ』って言っちゃうかもしれない(笑)」と率直に答え、「あんまり言われ慣れてないので、今回は不思議な気持ちでした」と語った。
イベント中盤、黒羽は「(アヤメは)掴みにくい人間だったんですけど、何考えてるかわからないなら、逆に何も考えないくらいがいいのかなって思ってボーッとしてたら意外といいお芝居ができるようになりました」と満足げな様子で撮影を述懐。すると遮るように足立が「そうか?」とツッコみ、黒羽は「そうでもないか!(笑)」とすかさず元気よく答える。ここでも仲むつまじげな様子を見せ、2人は会場の空気を和ませた。
またアヤメたちの先輩で、恋に落ちた椿にグイグイと肉食獣のように迫る役どころを演じた佐伯。「クランクインの前から監督と『仁英先輩のシーンは攻撃力があって、ガッと観客の心を掴まないといけない』と話していたのでプレッシャーはありました。でもやっぱり演じていて楽しかったです」と当時の心境を明かす。尾関は撮影現場の雰囲気について、「撮影が冬だったので、ストーブの周りに集まって何気ないずっと会話をして……本当の大学生みたいな感じで楽しかったです」と振り返った。
ここで映画公開直後の10月11日にメジャーデビューを控えるeddaからも一言。「普段ダークな曲を作ることが多いので、ポップでかわいらしい映画にちゃんと合うのかなと思っていたんですが、完成した作品を観たらちゃんとマッチしていました」と述べた。
イベント終盤、監督からは「ラブコメディということで、観客の皆さんにいかに笑っていただくか試行錯誤しました」というひと言が。「でも皆さんに手を叩いて笑っていただけて、感動してしまいました」と安堵した様子で、観客に感謝を伝えた。
最後に黒羽は「恋をする人も、してない人も、何かが加速するひとつの起爆剤になってほしいなって思ってます」とコメント。足立は「アヤメくんにキュンキュンしていただけたらうれしいなと思います」と観客に呼びかけ、イベントは幕を閉じた。
フィール・ヤング(祥伝社)にて連載中の「アヤメくんののんびり肉食日誌」は、T大・生物学科の研究室を舞台にしたラブコメディ。帰国子女で超マイペース、そして恐竜オタクのアヤメくんと、恐竜と鳥を研究する骨格マニアの先輩・椿の、少し風変わりな恋愛模様が展開される。映画は黒羽と足立のダブル主演で、10月7日よりロードショー。
※芝崎弘記の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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