演劇「ハイキュー!!」須賀健太と木村達成が、日向&影山の「鬼と金棒」裏話

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古舘春一原作による「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」のトークイベントが、12月17日・18日に幕張メッセにて開催されている「ジャンプフェスタ2017」のネルケプランニングブースにて行われた。

スクリーンには「鬼と金棒」衣装に身を包んだ須賀健太と木村達成の写真が映し出された。

スクリーンには「鬼と金棒」衣装に身を包んだ須賀健太と木村達成の写真が映し出された。

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左から須賀健太、木村達成。

左から須賀健太、木村達成。[拡大]

去る17日には烏野高校メンバーより、日向翔陽役の須賀健太と、影山飛雄役の木村達成が登壇した。「頂の景色」「烏野、復活!」について、それぞれお気に入りのシーンの映像を見ながら振り返りトーク。須賀は「頂の景色」から演者が人力で翼を表現する演出をセレクトし、「マンガでも印象的な『目の前に立ちはだかる高い高い壁』っていうモノローグが大好きで。また人力で翼を作るという表現をやれるのは演劇ならではだなと思ったし、最後にひとつの言葉を全員で言うのが『ハイキュー!!』っていう作品を表していると思う」と理由を述べる。

「ハイキュー!!」パーカーを着用する須賀健太。

「ハイキュー!!」パーカーを着用する須賀健太。[拡大]

またモノローグについて「初演のときはずっと楽しい、明るい気持ちでモノローグを言ってたんですけど、再演では日向のいろんな感情を出したいと思って」と表現を変えたことを明かす。「『負け』というものをフィーチャーしているこの作品で、ひとつの感情でひとつのセリフを言い切るのはもったいないなと思って。日向が今までいろいろ思ってきたことをセリフの中で表現したいと提案させてもらった。再演で1歩レベルが上がったと思えるシーン」と振り返った。

須賀健太

須賀健太[拡大]

「あいうえお作文トーク」のコーナーでは「ハイキュー!!」をお題にトークを展開。「ー」から「棒」を連想し、話は影山と日向が「鬼と金棒」に例えられるシーンに及ぶ。原作では鬼になった影山が金棒になった日向を振り回すシーンがあるが、舞台でも演出家のウォーリー木下がそれを再現したいと提案したという。実際に衣装も作られたがお蔵入りになってしまったこのシーン。スクリーンにはその衣装を着用した須賀と木村の姿が映し出され、2人は当時を振り返りさまざまな裏話を披露した。

左から遊馬晃祐、小波津亜廉。

左から遊馬晃祐、小波津亜廉。[拡大]

そして本日18日には青葉城西高校より、及川徹役の遊馬晃祐と岩泉一役の小波津亜廉が登壇した。昨日と同じくお気に入りのシーンを振り返るコーナーで遊馬は「頂の景色」の及川が試合で活躍するシーンを挙げ、「僕にとって唯一の試合シーンでしたし、バレーボールやってたので自信がありました」と述懐。また同作で舞台デビューを果たした遊馬は「初舞台でいきなり(床が斜めに設置された)八百屋舞台で。着地が違うんですよね。膝がだいぶやられました」と特徴的な同作ならではの苦労を語った。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“勝者と敗者”」ビジュアル

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“勝者と敗者”」ビジュアル[拡大]

なお新作公演となる「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“勝者と敗者”」は、2017年3月から5月にかけて上演。インターハイ宮城県予選を舞台に、烏野と青葉城西による戦いが展開される。

※記事初出時、タイトルと本文に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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