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森田剛、内緒で観客とともに「ヒメアノ~ル」鑑賞!「壁ドンは無理」と告白も

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吉田恵輔監督と濱田岳。

吉田恵輔監督と濱田岳。

古谷実原作の実写映画「ヒメアノ~ル」の大ヒット御礼舞台挨拶が、本日6月11日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた。

上映後に舞台挨拶が行われると告知されていた本日のイベント。映画のエンディングクレジットが終わり、登場した司会者が「実は森田剛さん、濱田岳さん、吉田恵輔監督は皆様と一緒に本作をご覧になっておりました。劇場中央のシートにご注目ください!」と発声すると、劇場にいた森田正一役の森田剛、岡田役の濱田岳、吉田恵輔監督にスポットライトが当たる。観客はこのサプライズに歓喜の声をあげ、舞台挨拶は最初から大きな盛り上がりを見せた。

4月にイタリアで開催された第18回ウーディネ・ファーイースト映画祭の「ヒメアノ~ル」ワールドプレミア上映にて、観客とともに映画を鑑賞した森田。このサプライズも、森田が日本でも観客と一緒に映画を観て、反応を体感したいと希望したことから実現した。ステージに登壇した森田は「皆さんと一緒に映画を観れて、貴重な体験をさせてもらいました」と感慨深げにコメント。濱田は「森田さんの狂気、ムロ(ツヨシ)くんの変態っぷり、そして僕のモチ肌。いかがでしたでしょうか?」と茶目っ気たっぷりに挨拶。吉田監督は「(映画を)観た後しゃべるの初めてなんだけど、テンション上げづらいってことがわかった」と本音を漏らす。

そして、事前に募った質問に登壇者が答えるコーナーに突入。吉田監督に向けて、「最後のシーンは、もともとあのような形にしたかったのでしょうか?」という質問が読み上げられると、「今のとは違う、後味がすっごく嫌な感じのラストシーンを最初は書いていた。でもこれにしたら『本当に俺、嫌われそうだ』と思って……。優しい俺が出てきて、今のラストになりました」と、異なるラストシーンの構想があったことを明かした。

また吉田監督へ「再び森田さんや濱田さんを撮りたいと思いますか?その場合はどんな作品を撮りたいですか?」と質問が飛ぶ。吉田監督は「森田くんだったら、森田くんが一番嫌がりそうな、壁ドンがある映画。それで、森田くんがものすごくゾッとするようなセリフを(脚本に)書きたい」と笑いながら話すと、森田も「いじめだ(笑)」と破顔。続けて吉田監督は「がっくんはねー……。思いつかないな。あ、普通の人(の役)!普通の人やろうよ!」と濱田に提案するも、濱田は「(『ヒメアノ~ル』の岡田役も)だいぶ普通だったよ」と困惑して見せた。

「監督と再び映画を作るときはどんな役がやりたい?」という問いに、森田が「個人的には……」と語ろうとすると、吉田監督は「壁ドン? 10分に1回壁ドンにする。手当たり次第ドンする」と先ほどの話題を混ぜ返す。森田は吹き出しながらも「壁ドンはできないなー。膝が笑っちゃいそう」と拒否。しかし「監督にはまた(自分を)撮ってほしいです」とラブコールを贈った。

さらに森田へ「一番心に残った監督の言葉は?」という質問が。「撮影の途中から、吉田さんは『俺はノッてる』『ノッてきたぞ』と言ってた。それで『ああ、吉田さんはノッてるんだな。これは付いていくしかないな』と思って。その言葉がすごく残ってる」と笑いながら語った。吉田監督も「うん、俺、ノッてたもん」と頷く。それを受けて濱田は「監督は僕とムロさんの現場には全然来てくれなかったのに……」と暴露。吉田監督も「うん、2人の撮影のときはずっと音ゲーやってたもん。(ユカ役の)佐津川愛美さんがいるときは寄っていったけど」と認め、観客を笑いの渦に巻き込んだ。

最後に森田が「上映後ということで、独特な空気の中、盛り上がったかなと心配になっちゃいましたけど、皆さんどうだったでしょうか? この映画は自信を持って、多くの方に観ていただきたいので、どうぞよろしくお願いします」とアピールし、イベントは幕を閉じた。

「ヒメアノ~ル」は、しょぼくれた清掃員の岡田とその同僚・安藤の恋愛にまつわる平凡な日常と並行して、サイコキラー・森田正一の心の闇を描いた作品。原作マンガは2008年から2010年にヤングマガジン(講談社)にて連載された。

なおコミックナタリーでは、「ヒメアノ~ル」の特集記事を公開中。吉田監督に映画初主演となる森田剛を起用した理由や、原作への思いをたっぷりと語ってもらった。

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