イベントには山田太郎役の
役作りについて聞かれた松山は「原作ものは外見を似せることも重要ですが、(『珍遊記』は)内面の部分を特に大事にしたいと思っていました。演じるときには『七人の侍』の三船敏郎さん、『無責任男』シリーズの植木等さん、千原せいじさん、松岡修造さんの4人がモデルとして頭にありましたね」と秘話を披露。モデルにした松岡の日めくりカレンダーを、現場で表情の参考にしていたというエピソードが語られた。
また続編があったら出演するか尋ねられた倉科は、「やりません!」と即答。周りの出演者が驚く中、「やりたいと思っていたんですけど、松山さんが『カナちゃんがバトルスーツを着ないとやらない』と言い出して……」と続ける。それに対し松山は「玄奘はあの衣装のせいで動きが制限されてるじゃないですか。続編をやるとしたら戦い方をもっと変えて、アクション寄りにした方がいい。抜群のプロポーションを持っているんだし」とコメント。すかさず瀧が「次は玄奘も裸で出ればいいんじゃない?」と提案し、続編制作が倉科の女優魂に委ねられるという展開に。
続けて、劇中ではアクションシーンを多く披露している温水が「松山くんにリードしてもらって、殺陣がすごくうまいこといきました」と謙虚に話すと、松山から「そんなことないですよ!温水さんめちゃめちゃ動けててびっくりしましたもん」「この映画でも最強の生き物でしたよね」との賛辞。またほかのキャストが3時間以上かかるという特殊メイクを施している中、温水は「僕はそんなにメイクもせず、ほぼそのまま出ました」と語り、会場の笑いを誘った。
最後に台湾、香港、マカオなど、8つの国や地域で公開予定であることが登壇者らに伝えられると、会場は拍手に包まれる。しかし山口監督は「やばいですね……。『西遊記』を日本流にアレンジしたらこうなったと広まって、日本が変な国だと思われてしまう」と日本への風評被害を危惧。「全部(漫☆)画太郎のせいですね。僕らのせいじゃありません!」とその責任をすべて原作者に押し付け、舞台挨拶の幕は閉じた。
映画「珍遊記」は本日より東京・新宿バルト9ほか全国にてロードショー。天下の不良少年・山田太郎が、僧侶の玄奘とともに旅をする様子が描かれている。
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