「忍ミュ」第7弾で兵庫水軍が初登場！歌唱シーンでは大迫力のストンプ披露

尼子騒兵衛原作「落第忍者乱太郎」、TVアニメ「忍たま乱太郎」のミュージカル第7弾「～水軍砦三つ巴の戦い！～」が、明日1月9日より東京・サンシャイン劇場にて開幕する。本日1月8日、初演に先駆けて公開稽古が行われた。

アニメとは異なり、忍術学園6年生をメインに据え、ギャグや殺陣、アクションをふんだんに取り入れ人気を博す「忍ミュ」。2010年に第1弾が上演され、2015年10月には本公演が200回を超えたことを記念したコンサート「忍術学園学園祭」も行われた。

第7弾となる今回の「～水軍砦三つ巴の戦い！～」では、原作やアニメでも人気の高い兵庫水軍が「忍ミュ」に初登場する。忍術学園6年生とは互いをよく知る間柄として登場する兵庫水軍。今作では原作を遡り、6年生たちと兵庫水軍の6人がどのように出会い、知り合っていくようになったかというファーストコンタクトが描かれ、忍術学園6年生、兵庫水軍、ドクタケ忍者による三つ巴の戦いが繰り広げられる。「忍ミュ」の特徴でもあるダイナミックな殺陣に加え、今作では大掛かりなセットも。またストンプと呼ばれる、激しく足を踏み鳴らすダンスも取り入れられ、迫力満点の歌唱シーンが作り上げられた。バラエティ豊かな武器を操る水軍のアクションシーンにも注目だ。

囲み取材には、6年生と兵庫水軍のキャスト全12名が登壇。潮江文次郎役の海老澤健次、立花仙蔵役の鐘ヶ江洸、七松小平太役の早乙女じょうじ、食満留三郎役の小野一貴といった前作からのキャストに加え、新たに中在家長次役の白柏寿大、善法寺伊作役の反橋宗一郎が加わった。また兵庫水軍の総大将・兵庫第三協栄丸役の北村圭吾をはじめ、蜉蝣役には翁長卓、鬼蜘蛛丸役には杉江優篤、義丸役には薫太、舳丸役には橘龍丸、重役には倉本発が名を連ねた。

初日を前に早乙女は「自信を持ってステージに立てる」と笑顔を見せる。新メンバーとなる白柏は「今回はストンプであったり、20人以上で行われる殺陣であったり、日本に新しい風を吹き起こせるかなと思います！」と意気込むと、周囲のキャストは「お前、（スケールが）大きいな！」と苦笑い。それを受けて早乙女は「お前、身長大きいな！」とツッコミに乗っかってみせたりと、序盤から仲のいいカンパニーの雰囲気を見せていた。また新たな挑戦となるストンプについて反橋は「お客さんからどんな反応をいただけるのか楽しみ」とコメントした。

ミュージカル初登場となる兵庫水軍について、早乙女は「僕と小野一貴は第5弾から出ているので、もう3年目で。毎回新しいキャラクターは出てきますが、こんなにたくさんのキャラクターが出てくるのは初めてですし、原作ファンの方にも人気のキャラクターだから、演じてる皆さんはプレッシャーが大きいかもしれないですけど」と前置きしつつ、「でも皆さん、キャラに似てるなあと思います。特に第三協栄丸さんはマンガから出てきたみたいな完成度の高さ。お客さんも喜んでくれると思う」と自信のほどを伺わせる。

続けて舳丸を演じる橘は、「早くファンの方にも兵庫水軍を認めていただいて、ドクタケや6年生たちに負けないようにがんばっていきたい」、鬼蜘蛛丸役の杉江は「兵庫水軍はみんな仲がいいのでその辺を舞台にも出せていけたら」とコメントした。また義丸役の薫太は「『忍たま乱太郎』のミュージカル、ずっと出たいと思ってたのでやっとひとつ夢が叶った。僕の演じる義丸はワイルド＆セクシーな役なのでその辺を出せるようにがんばっていきたいと思います」と役どころについて説明した。

シリーズ6年目となる「忍ミュ」だが、初めて来場する人に向けて早乙女は「通常の2.5次元舞台はアニメやマンガのストーリー通りに進んでいくんですけど、『忍ミュ』はアザーストーリーというか、アニメや原作で描かれていないところを初めてやるので、6年生や水軍を知らなくても楽しんでいただける舞台になっていると思う」とコメントすると、白柏は「予習なしで観に来ても大丈夫！」と力強く話した。

「ミュージカル『忍たま乱太郎』第7弾 ～水軍砦三つ巴の戦い！～」は1月9日から23日まで、サンシャイン劇場にて上演。アフターイベントが行われる公演もあり、公演終了後にマルチエンディングとして「6年生＆兵庫水軍」「兵庫水軍＆ドクタケ」「6年生＆ドクタケ」と3パターンの、本編のその後のエピソードが用意されている。