2012年に死去した白山は、ニューウェーブ世代の旗手として大友克洋らとともに活躍し、その後多くのマンガ家に影響を与えた。1974年にガロ(青林堂)でデビューし、1995年には初の単行本「少年塔」、1997年には「10月のプラネタリウム」をマガジンハウスから刊行。そのほか山本おさむとの共著「麦青」や、大友による短編「G…」の原作などを手がけている。
「幻の花 白山宣之傑作集」には「少年塔」「10月のプラネタリウム」から選出した短編作品に加え、1984年に発売されたアンソロジー「あはは、まんが」に掲載された「サザンクロスの秘宝」「燃える北極光」を収録。また推理小説の表紙を飾ったカラーイラストや、単行本初収録となる短編3作品も収められる。装丁はブックデザイナーの多田進が担当。
なお復刊ドットコムにて同作を購入すると特典として複製原画や、マンガ化されていない表題作「幻の花」のアイデアノートが8ページの小冊子として付属。また没前に作成された篆刻が、本書に捺印され届けられる。
「幻の花 白山宣之傑作集」収録予定内容
SCHOOL DAYS、INNOCENT、エゼキエル・ナウ(単行本初収録)、GOLDEN SLUMBERS、トマトの値段(単行本初収録)、サザンクロスの秘宝、燃える北極光、六分儀、リボルバー(単行本初収録)、宇宙大怪獣ギララ、Lunatic、写真
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- 『幻の花 白山宣之傑作集(白山宣之)』 販売ページ
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さべあのま @Sabear3
大友克洋らと同時代に活躍した故・白山宣之の短編集、単行本初収録作や特典も - コミックナタリー https://t.co/1P11CUBFUl