高野文子、絵本屋さん大賞で登壇「長いこと白と黒だけのマンガを描いてきた」

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高野文子「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」が、第7回MOE絵本屋さん大賞2014の第5位を受賞。その贈賞式が、本日12月19日に都内で行われた。

高野文子

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贈賞式には第1位から第5位までに選ばれた作家が登壇し、順にスピーチを披露。初めて絵本を執筆した高野は「こんにちは、はじめまして。絵本の世界には縁のなかったマンガ家なんです。高野文子と言います。長いこと白と黒だけのマンガを描いてきたんです」と丁寧に挨拶をし「小さい読者さんも読んでくれたらしいことを聞きましたし、大きい読者さんも読んでくださってることもわかりました。皆様のおかげです、ありがとうございました」と受賞の喜びを語った。

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高野は登壇後にプレスの取材にも応じ、絵本に布団という題材を選んだきっかけを訊かれると「自分が昔から布団が好きだったので。1日が終わって寝る布団は気持ちがいいですよね」「初めて描くもので、読む小さいお子さんのことまで気が回らず」とコメント。また「小さなころ、おねしょをしましたか?」という質問には「もちろんですよ!健康な証拠ー!」とこぶしを振り上げて元気に応えた。一方で、マンガと絵本の違いについて訊かれると「ほとんどカラーを描いてこなかったもので、どの絵の具を買えばいいんだ!? というところから迷いました」と苦労話も。

なお1位に選ばれた作品は、沖縄在住の小学2年生・安里有生くんの詩に長谷川義史が絵を付けた「へいわってすてきだね」。2位は工藤ノリコ「ノラネコぐんだん きしゃぽっぽ」、3位はtupera tupera「うんこしりとり」、4位はいわいとしお「うみの100かいだてのいえ」、5位は「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」と並んで、セドリック・ラマディエ文、ヴァンサン・ブルジョ絵、たにかわしゅんたろう訳「おおかみだあ!」が受賞した。

MOE絵本屋さん大賞は、全国の書店や絵本専門店などの児童書売り場担当者1900人にアンケートを取り、もっとも支持された絵本30冊を決定する年間絵本ランキング。5位以下の作品は、12月29日に発売されるMOE2015年2月号(白泉社)にて発表される。

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堀あきこ HORI Akiko @horry_a

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