カレンダーを見ると「○○の日」と書いてあり、その日が何かの記念日になっていると気が付くことがあります。何かの日だと知るだけで、ちょっと今日が特別に感じて何かしたくなるもの。そんなときは、記念日に関係したマンガを読んでみるのはどうでしょう。本日6月28日は「パフェの日」にちなんで、美味しそうなパフェが出てくる作品を紹介します。食べて美味しい、見て楽しい、パフェはマンガになってもパーフェクト!
文・
中山有香里「泣きたい夜の甘味処」(KADOKAWA)
自分の好きなものだけで作る「私だけのパフェ」
夜泣きする子供を寝かしつけるため、抱っこ紐を着けて外に出てきたお母さんが見つけた張り紙「本日“あなただけのもの”あります」。誘われるままに店の中に入った彼女を待っていた“あなただけのもの”は、自分の好きなものだけで作るパフェのことだった。子育てのため“良い母親”でいなくてはと気を張り詰めていた彼女が、久々にした“自分のための選択”。完成したパフェを「素敵なパフェですね」と褒められ──。その店では温かいお茶と毎日変わる“今日の一品”の甘いものが、疲れて泣きたい人々の心をやさしく癒してくれる。夜にしかやっていない、熊と鮭が営む不思議な甘味処の物語。
上村五十鈴「雑貨店とある」(芳文社)
いつか食べた「あのパフェ」にまた出会える「あのチョコレートパフェ」
とある町にある雑貨店「とある」は、店内に設けられたカフェスペースで食べられる美味しいスイーツがひそかな人気。「あのチョコレートパフェ有〼」の張り紙に釣られてやって来たサラリーマンは、店に入ってくるなり「パフェとサンデーの概念をどうとらえますか?」などと質問をしてきて、なにやらとってもパフェへのこだわりが強そう。「またあのパフェに出会いたい」というサラリーマンの思いを、「あのチョコレートパフェ」は満足させることができるのか!?
玉置勉強「パフェが好きでもいいじゃない」(小学館)
パフェ屋ガイドにもなる、女子サッカー選手のスイートな日常
女子プロサッカーチームでキャプテンをやっている伊勢さんは、グラウンドに一番に来て、帰るときも一番。「もう家についてて、体幹トレでもしてるかもね」と伊勢さんのストイックさを仲間たちは称えるが、彼女が急いで帰るのは……実は大好きなパフェを食べるため! 厳しい練習のご褒美にとパフェに向かっているのに「みかん!バナナ!生クリーム!」「サッカーで例えるなら4-4-2?」と、ついつい盛り付けをフォーメーションに例えてしまう……そんなサッカーバカでパフェバカな伊勢さんが足を運ぶパフェ屋は、すべて実在する店(※一部、現在は閉店している店もあり)。新宿のらんぶるに珈琲西武、池袋・ミルキーウェイ、あなたの行きつけのお店にも、伊勢さんはいるかも?
「パフェが好きでもいいじゃない」 - ビッグコミックBROS.NET
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まさか毎日の記事で自民がパフェとか言ってたのは広告代理店辺りが今日はパフェにしとけばヒットしやすいですよとか言ってたりするんじゃねーの https://t.co/XH0Wwkd7dE