フレッシュな俳優集う「ラフカット」今年は「テオリ」などすべて堤泰之作品

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「ラフカット2016」が、6月8日から12日まで東京の全労済ホール スペース・ゼロにて上演される。

「ラフカット2016」ビジュアル

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1995年に始まったオーディションプロジェクト「ラフカット」では、出演者を全員オーディションによって決定。粗削りであっても可能性を秘めた役者に力試しの場を提供したいと、堤泰之が企画してから21回目の実施となる。過去には、ケラリーノ・サンドロヴィッチ中島かずき松尾スズキ宮藤官九郎らが本プロジェクトのために脚本を書き下ろしてきた。

「ラフカット」では、30分の短編をオムニバス形式で4本上演する。1本あたりの出演者は2~10人程度。例年は4人の作家が1本ずつ脚本を提供しているが、今年は堤が過去に提供した作品のうち、好評だった4本を再演する。

「ラフカット2015」より「カウボーイ、道に迷う」。

「ラフカット2015」より「カウボーイ、道に迷う」。[拡大]

その4本とは、足裏マッサージ店で女の戦いが巻き起こり、男の欲望が渦巻く「第二の心臓」、久々に帰省したイラストレーターと地元の人々の触れ合いを描いた「尻を見てしまう」、小さな劇場のロビーでチラシの折り込みが行われる中、劇団員たちがダメ出しし合う「テオリ」、東京で役者を目指す男が入院中の父を見舞う「父を叩く」。フレッシュな魅力を放つ俳優たちの演技を存分に堪能しよう。

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「ラフカット2016」

2016年6月8日(水)~12日(日)
東京都 全労済ホール スペース・ゼロ
作・演出:堤泰之

「第二の心臓」

出演:竹内秀天、山岡三四郎 / 有安由香梨、木下綾菜、五島舞耶、高橋奏、中垣内彩加、中前夏来、長谷川ゆうり、はにべあゆみ

「尻を見てしまう」

出演:阿久津優、今川諒祐、梅原晶太、木下龍、須藤英司、中出佳範、林大貴 / 佐瀬ののみ、藤廣果歩、舟橋杏美

「テオリ」

出演:江原健大、小門真也、町田毅 / 青山真利子、高田美羽、徳永夕夏、中神芽依、鍋倉和子、藤岡悠芙子、堀桃子、堀江あや子、三宅里沙

「父を叩く」

出演:揚妻弘和、岩田博之、仙崎情、舘光三、津田修平 / 井上美咲、初美まり、真臼ねづみ、吉本智美

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