DE DE MOUSE初主催イベントは熱狂の一夜に

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DE DE MOUSE主催のイベント「MOUSETRAP!」が11月7日に新宿LOFTで開催。ゲストにthe chef cooks me、SOURらを迎え、満員の観客を前に熱いパフォーマンスを繰り広げた。

DE DE MOUSEがこの日披露した楽曲はすべて、ライブ用のリアレンジがなされたもの。会場に駆けつけたファンにとってはDVDリリースに先駆けてライブアレンジが楽しめるという、うれしいプレゼントとなった。

DE DE MOUSEがこの日披露した楽曲はすべて、ライブ用のリアレンジがなされたもの。会場に駆けつけたファンにとってはDVDリリースに先駆けてライブアレンジが楽しめるという、うれしいプレゼントとなった。

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新宿LOFTが満員となる盛況ぶりだったこの日のライブ。DE DE MOUSEは11月15日に仙台CLUB ADDでライブを行うほか、年末にかけて精力的に活動。年末の大型イベント「COUNTDOWN JAPAN 08/09」では東京・大阪の両ステージに立つことが決定している。

新宿LOFTが満員となる盛況ぶりだったこの日のライブ。DE DE MOUSEは11月15日に仙台CLUB ADDでライブを行うほか、年末にかけて精力的に活動。年末の大型イベント「COUNTDOWN JAPAN 08/09」では東京・大阪の両ステージに立つことが決定している。

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この日はDE DE MOUSEにとって初の主催イベントとあって、開演前からフロアには期待感が充満。またCrystal(Traks Boys)がフロアDJを務めるという贅沢な空間を楽しむ観客も多く見られた。

開演時間になると、トップバッターのthe chef cooks meがステージに登場。アッパーチューン「WEEKEND MAGIC NUMBERS」、パーティソング「TYOナイトライフ」を立て続けに演奏し、フロアの空気をあたためていく。途中、デモ音源しかリリースされていない「spin, flow & me」を披露するサプライズをはさみ、最後の「ライフスタiLL・メイクスマイル」ではシモリョー (Vo, Key)がステージ横のスピーカーに飛び乗る勢いに。30分の演奏時間を一気に駆け抜けた。

セットチェンジの時間になると、Crystalが再び登場しDJプレイを行ったほか、DE DE MOUSEのオフィシャルサイトやグッズのイラストを手がけているイラストレーター・D[di:]がライブペインティングを実施。ファンにはおなじみのネズミイラストをモチーフにした絵が鮮やかに描かれていく様子に魅入る観客が続出した。

続いてオーガニックなサウンドを奏でる3ピースバンド・SOURがライブを披露。hoshijima(gut G, Vo)のメロウな歌声がフロアに響き渡り、ゆったりとした雰囲気が漂う。MCではSohey(B)が「chefもDE DE MOUSEもすごく盛り上がるサウンドだと思うので、SOURではゆっくり一息ついてください」となごみトークを口にする。確かなテクニックに支えられたあたたかいサウンドで、会場の空気をやわらかなものに変えていった。

再びセットチェンジをはさみ、この日のメインアクト・DE DE MOUSEが満を持してステージに登場。「swallowtail bridge」の特徴的なイントロを聞いてざわめきたつ観客に「なんか反応しろよおらぁああ!」と喝を入れるDE DE MOUSE。その声にはじかれたように、わぁっと歓声があがる。

次に演奏した、ライブの定番曲「555 is in your heart(original version)」でフロアの熱は一気に最高潮に。続く「supernova girl」「hill girl steps」ではサンプリングボイスにあわせてメロディを口ずさみ、フロアを煽る。オーディエンスはもちろん大合唱を返す。「dancing horse on my notes」では揃って「DJ!!」と叫ぶ。DE DE MOUSEのライブは普通想像される以上に熱い。そんなライブを、VJ DIAGRAMが作る映像がさらに加速させる。

MCでは「こんばんは、DE DE MOUSEです」とぴょこんとお辞儀し、「今日は鼻水がひどくてどうしようかと思ってたんだけど本番では止まってよかった」と笑わせる。この日は「今年の朝霧JAMで好評だった」というバンドセットでのライブを展開。浜崎大地(Dr)、狭間美帆(Key)と共に鳴らす音は、打ち込み音とはまた違ったグルーヴを作り出していた。

その後「baby's star jam」「east end girl (keep singing)」を立て続けにプレイ。DE DE MOUSEの紡ぎだす音に踊り、歌い、手を振り上げるオーディエンスはいつしか熱狂の渦を作り出していた。

本編があっという間に終了してしまうと、まだまだ夜をつかまえておきたいフロアからはDE DE MOUSEやバンドメンバーがステージ袖に消えた直後からアンコールを求める手拍子が響く。そんな観客の想いが通じたのか、DE DE MOUSEがひとりで早々とステージに登場。「まぁ予定調和、っていうかね」「あれ、出てくるの早かった?だって早く行かないとアンコールの声が終わっちゃうって言われたからさ!」と照れた口調で話した後、「こんな感じで」と鳴らしたのはエッジのきいた特徴あるビート。ライブでしか観られない「3 MC's And 1 DJ(wandering naughty boy mix)」を披露し、オリジナルアーティスト・Beastie Boysのステージパフォーマンスにも通じるアグレッシブなラップスタイルを見せつけた。

そして再びシンセサイザーの前に戻り、「今日は天井が低くて星が見えないけれど、寒くなってきたし、きれいな星空が見えるイメージで」と「light night dance」を奏でる。最後の曲が終わってしまうのを惜しむかのように、声をあげて歌うオーディエンスを見ながら、終止ニコニコと楽しそうに魔法の空間を作り出すDE DE MOUSEの姿が印象的なライブだった。

なお、この日の模様はライブDVD+リミックスCDのパッケージとして2009年2月にリリースされることが決定している。

さらにこのイベントは、11月24日に京都METROでも開催。こちらはバンドセットではなく通常のステージを予定しているとのことなので、東京公演に足を運んだ人も楽しみにしておこう。

2008年11月7日 新宿LOFT
「DE DE MOUSE presents "MOUSETRAP!"」セットリスト

the chef cooks me

01. WEEKEND MAGIC NUMBERS
02. TYOナイトライフ
03. spin, flow & me
04. プラスマイナス
05. 僕らの住む町
06. ライフスタiLL・メイクスマイル

SOUR

01. 新曲(ループ)
02. 半月
-MC-
03. 面影の先
04. come around
-MC-
05. 影踏み ~ テキーラトニック

DE DE MOUSE

01. swallowtail bridge
02. 555 is in your heart(original version)
03. supernova girl
-SE-
04. hill girl steps
05. dancing horse on my notes
-MC-
06. baby's star jam
07. east end girl(keeps singing)

-encore-
08. 3 MC's And 1 DJ(wandering naughty boy mix / original: Beastie Boys)
09. light night dance

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