年末年始も全力疾走、ももクロが見据えた“紅白の向こう側”

2013年1月1日 14:40 393 4 音楽ナタリー編集部

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ももいろクローバーZが本日1月1日、Ustream公式チャンネルにて特別番組「元日重大生発表」を生配信した。この記事では配信の模様を詳細レポートでお届けする。

冬晴れの空の下、決意表明を行ったももいろクローバーZ。

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番組終了後の記念撮影では高城れにが中央を陣取り、百田夏菜子（写真右から2番目）からの「センター変更」を主張。

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昨日12月31日にグループ結成以来の目標だった「NHK紅白歌合戦出場」を実現したももクロの5人は、念願の紅白初ステージで最新シングル曲「サラバ、愛しき悲しみたちよ」と、元メンバー早見あかり脱退前の6人バージョンによる「行くぜっ！怪盗少女」をメドレーで披露。一緒に夢を追い続けてきた仲間の気持ちを背負ったパフォーマンスで、全国のファンを歓喜させた。

一夜明け再び集まった5人は、2階建てのバスに乗り込み東京都内を移動しながらUstream中継を実施。2009年に有安杏果の加入発表が行われた秋葉原の元・石丸ソフト本店（現：パセラリゾーツAKIBAマルチエンターテインメント）や、小学6年生でメンバーに加わった佐々木彩夏の初ステージとなった飯田橋ラムラ、メジャーデビューの際に“調印式”を行った明治記念館、昨日の「NHK紅白歌合戦」の舞台となったNHKホールといったゆかりの地を回りながら思い出を語り合った。

秋葉原巡回中には、有安が喉の治療のためこれから1カ月ほど歌唱ができなくなることを発表。すでに告知されている1月開催の「スタダ芸能3部祭り2013」「独占！ももクノ60分 vol.5」は歌パート以外の参加になるとのことで、詳細は後日改めてアナウンスされる。彼女の歌声を楽しみにしていたファンにとっては残念な報告となったが、全快してさらにパワーアップした有安のパフォーマンスに期待しておこう。

都内を駆け回るバスの周囲には、番組配信中に居場所を把握し現場まで応援に駆けつけたファンの姿も。たまたまバスを目撃した人も驚きの表情で5人を見つめつつ声援を送った。ファンの数は次第に多くなり、ゴール地点となった国立競技場には、オフィシャルグッズ「2012祝・紅白歌合戦初出場記念Tシャツ」の背中にプリントされた謎の数字がこの場所の緯度、経度であることを突き止めたファンが大勢待ち構えていた。

リーダー百田夏菜子はUstream視聴者と駆けつけたファンを前に、この国立競技場でのコンサート開催を今後の目標とすることを報告。ももクロからの「元日重大生発表」は、紅白出場を夢見てきた彼女たちにとっての“紅白の向こう側”、次なる目標へと向かう決意表明だ。ただし現在の国立競技場は2014年7月より解体工事が行われることが決定している。新設される「新国立競技場」は2019年完成予定のため、工事前までの実現が不可能だった場合、目標は6年以上先となる。しかし百田は「いつになるのかわからないけど、紅白出場を達成した今、国立競技場でのコンサートを目指したいと思います」と力強く宣言した。

かねてより「いつか国立競技場でコンサートがしたい」と夢見ていた彼女たちは、東京・立川フロム中武屋上を立川と隣町の国立を合わせた「国立川（こくりつがわ）」と呼び、場内に手作りのキャットウォークを設置してライブを行ったこともあるほど。またひとつ大きな夢を叶えるべく動き出したももクロが、国立競技場を舞台にどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみなところだ。

熱い声援を受けながら報告を終えたももクロだったが、番組終了時にはさらなる重大発表が。彼女たちは現在2ndアルバム（タイトル未定）を制作中で、今春のリリースを予定しているという。1stアルバム「バトルアンドロマンス」発売からおよそ1年半で大きくファン層を拡大したももクロが、新作ではどのような歌声を聴かせてくれるのか注目が集まる。