田渕ひさ子、初の映画音楽に感激「本当にうれしくて泣きました」

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渋谷ユーロスペースにて公開中の映画「生きてるものはいないのか」で初めて映画音楽を手がけた田渕ひさ子(bloodthirsty butcherstoddleLAMA)のコメントが公開された。

劇伴レコーディング時のオフショット。左が石井岳龍監督で、中央が田渕ひさ子。(C)DRAGON MOUNTAIN LLC.

劇伴レコーディング時のオフショット。左が石井岳龍監督で、中央が田渕ひさ子。(C)DRAGON MOUNTAIN LLC.

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「生きてるものはいないのか」は「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市 BURST CITY」などで知られる石井聰亙が石井岳龍に改名して監督を手がけた約10年ぶりの長編作品。映画のオープニングではtoddleの楽曲「chase it」が使用されており、劇伴のギターは田渕ひさ子が大画面で映画を観て、石井監督の指示を受けながらシーンごとの雰囲気に合わせつつ演奏している。

今回公開されたコメントは、彼女が都内のスタジオでレコーディングを終えた後に語られたもの。石井監督と一緒に行ったレコーディングの思い出や、この映画の音楽を手がけると決めた理由、映画の感想などが明かされている。

この映画は、劇作家として岸田國士戯曲賞を受賞し、小説家として芥川賞候補作を持つ新鋭・前田司郎による同名の戯曲が原作。染谷将太、渋川清彦、村上淳らが出演し、怪しい都市伝説がささやかれる大学を舞台に次々と謎の最期を迎える18人の若者を描いている。

田渕ひさ子コメント

ギターを弾かせてもらうことになり、あらかじめ資料としてDVDと監督直筆のお手紙をもらっていました。お手紙には、どういうギターなのかのイメージなどが書かれていました。とても丁寧なお手紙でした。レコーディングでは、石井監督の立会いのもとでギターを録りました。腕組みをして目を閉じてじっと真剣に聴いてくれていて、うれしい反面、ものすごく緊張したのを覚えています! そして、その時にtoddleのCDをお渡ししたのですが、まさか曲を使っていただけるとは思ってなくて、本当にうれしくて泣きました。実家に連絡しました。

私が初めて観た石井監督の映画は「爆裂都市」でした! NUMBER GIRLに入ってすぐ、リーダーの向井氏に、まずこれを観なさい! と、渡されました。そして、観たときの衝撃は忘れられません! そんな石井監督の映画に、自分がギターで参加できるなんて、夢のような話です! すごくお話をいただいてうれしかったです。も、もちろんそれと同時に自分で大丈夫だろうかと不安にもなりましたが……。とにかく、うれしかったです。

私がいただいた資料のDVDには、ラストシーンの何分かだけが入っており、そこから「この映画はいったいどういう映画なんだろう……?」と、とても楽しみだったのですが、本当に面白かったし、笑いました! 最初、これは笑っていいのかな??と思っていましたが、途中からはゲラゲラ笑いました。そして、だんだんとスピードが増していき、たたみかける迫ってくる、あの感じはまさに、石井監督の映画!だと思いました!

笑ってもいいのかな?と思ったら、笑ってもいいと思います。そして、終わったあと存分に、ポカーーーン、としてください! ぜひ、劇場へ観に行ってほしいです!!!

■ 映画『生きてるものはいないのか』予告編映像

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