小田和正、史上最年長&リベンジ東京ドーム公演で名曲連発

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9月28日と29日の2日間、小田和正が東京ドームで全国ツアー「KAZUMASA ODA TOUR 2011“どーも どーも” その日が来るまで」の東京公演を行った。

現在64歳の小田和正。今回のライブをもって東京ドーム公演最年長記録を自ら更新した。(撮影:菊地英二)

現在64歳の小田和正。今回のライブをもって東京ドーム公演最年長記録を自ら更新した。(撮影:菊地英二)

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客席エリアを自転車で快走しながら「キラキラ」を歌う小田和正。(撮影:菊地英二)

客席エリアを自転車で快走しながら「キラキラ」を歌う小田和正。(撮影:菊地英二)

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全500メートルの花道を元気に駆け抜ける小田和正。(撮影:菊地英二)

全500メートルの花道を元気に駆け抜ける小田和正。(撮影:菊地英二)

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ライブは、2005年発売のオリジナルアルバム「そうかな」の収録曲「明日」からスタート。しんと静まり返った会場の真ん中で、「明日も君の笑顔に会いたい」という切なる願いを歌い上げた小田は「『明日が来るまで』、そう掲げてツアーをやろうと決めたとき、1曲目は『明日』にしようと決めていました」と客席に語りかけた。

続けて小田は「しかしながら“その日”はまだまだ遠いです。日々被災地の人たちを思い、きっと訪れるであろう“その日”を目指しさらに進んでいきたいと、そんなふうに思っております。今日ここにたくさん集まってくれたみんなと一緒に思い切り楽しく、思い切り明るく最後まで盛り上がっていきたいと思います。よろしくお願いします!」と話す。そして大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」が始まると場内は総立ちになり、小田はハンドマイク片手にアリーナ外周の花道を走り抜けたほか、ステージから降りて観客と直に触れ合う場面もあった。

また小田は3年前のツアーの際、東京ドーム公演を5日前に控えたゲネプロ中に自転車で転倒し、右足付け根と腰を強打。会場全体に張り巡らされた花道を駆けることや恒例の“自転車走”ができなかったという経験があった。今回の公演では、当時の悔しい思いを振り返りつつ「そのとき、足を引きずりながら、とにかくリベンジするんだと固く誓っていました」とコメントし、見事約500メートルの花道やフェンス沿いを自転車で疾走した。

本編中盤では、アコースティックギターを弾きながらオフコース時代を含む新旧の名曲をメドレー形式で熱唱。さらに天井から降り注ぐ銀のラメ、花火、ミラーボールなどの演出も感動を煽った。その後、「今日も どこかで」では5万人のオーディエンスの大合唱が起こる。会場が一体となったあと、センターステージのグランドピアノでドラマ「それでも、生きてゆく」の主題歌となった「東京の空」などが披露されると、場内は静寂に包まれた。

2度にわたるアンコールでは、「言葉にできない」をはじめとする名曲を披露。小田は最新アルバムのタイトルでもある「どーも」を観客に向かって連発し、何度も挨拶を繰り返して大きな拍手を浴びた。最後は、完全燃焼したように「またいつかこうしてみんなに会える日を楽しみにしています。今日はどうもありがとう!!」との言葉を残し、約3時間におよぶライブは幕を閉じた。

なお、この東京公演は2日間で約10万人を動員。ツアーは今後、兵庫・神戸ワールド記念ホール、神奈川・よこすか芸術劇場、静岡・静岡エコパアリーナを回り、10月25日・26日に神奈川・横浜アリーナでファイナルを迎える。

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