LEXTがSABANNAMAN、THE SKIPPERS、スペサン迎えた“もみくちゃ”O-WEST公演

LEXTが2月23日に東京・TSUTAYA O-WESTで全国ツアー「END OF THE SUMMER TOUR」の最終公演を開催した。

これはLEXTが昨年9月にリリースした2ndアルバム「END OF THE SUMMER」を携えて行ってきたツアー。最終公演で彼らはSABANNAMAN、SpecialThanks、THE SKIPPERS、オープニングアクトのセゴリータ三世を迎えてライブを行った。

トップバッターのSABANNAMANは、ジャムセッションから「Mutant Walk」へとつなぎ、躍動感のあるパフォーマンスを見せる。吉田涼（Vo）は「調子どうすか？ いい感じすか？」と客席に投げかけ、歓声を浴びると「やっぱLEXTのお客さん最高っすわ！」と笑った。上田雄（G）がエモーショナルなギターソロを奏でる「Light In Dark」をじっくりと聴かせたあと、メンバーは体を大きく揺らしながら「Gnus On Parade」をパワフルに演奏。ラストナンバー「Days」で温かいサウンドを響かせたのち、ステージを降りた。

THE SKIPPERSはパーティチューン「APOLLO」や骨太なパンクナンバー「FIGHT FOR US」など立て続けに楽曲を投下。客席を見渡し「今日はここで、パンクロックでつながりましょう！」と呼びかけたJAGGER（G, Vo）は、「WAY OF LIFE」でフロアにマイクスタンドを投げ込むと自身もフロアに降りて熱唱する。観客は彼を取り囲むようにして拳を掲げて叫んだり、モッシュしたりと大熱狂。計4曲をフロアで歌い、ステージへと戻ったJAGGERは「もうそっち行かないから安心してください」とオーディエンスの笑いを誘っていた。

SpecialThanksは「DOUNARUNO!?」や「Getting on」といったアッパーチューンや、ミドルテンポの新曲「SNOW TOWN」など多彩な楽曲を届ける。LEXTのNISHIDA（B, Vo）と親交があるが、LEXTのライブをこの日初めて観るというMisaki（Vo, G）は、観客に向けて「NISHIDAくんは超熱い、魂を震わせるような歌を歌う人で。みんなもきっとその熱さを知っていて集まってると思う。同じものを好きな人の前で歌えるの、うれしいです」と語る。そしてスペサンはひさしぶりの披露となったパンキッシュなナンバー「You're Such A Great Guitarist!」でフロアをヒートアップさせた。

野次が飛ぶ中現れたLEXTは、どっしりとしたビートで「I Don't Wanna Be Your Friend」を奏でてライブをスタート。1曲目からオーディエンスは拳を突き上げ、クラウドサーフも出現した。MC担当のPARTY GUY（Dr）は「なんか今日、輩が多いっすね」と笑い、「ツアーファイナルへようこそ！」とオーディエンスを歓迎。彼らは最新アルバム「END OF THE SUMMER」の収録曲を軸にしつつも、「Only Moon Light Knows」やひさしぶりにライブで演奏された「Before Sunset」など1stアルバム収録曲も届けてファンを喜ばせた。

NISHIDAの渋い歌声にGEN（G, Cho）とRYOTA（G, Cho）が叫ぶようにコーラスを重ねた「Failing To Fall」を経て、メロディアスな「Summer Night」へ。ミラーボールが回る中、メンバーとオーディエンスの合唱が広がった。ラストナンバー「Stay With Me」では、ダイバーが続出し、熱狂した観客によってフロアはもみくちゃ状態に。メンバーも観客も笑みを浮かべ、場内にはハッピーな空気感が広がった。アンコールではRYOTA加入後初めての披露となった「Kiss My Asshole」で大きなシンガロングが発生。バンドは最後に「Feel So Good」を熱い演奏で届け、およそ6カ月に及んだツアーを閉幕させた。

なおI HATE SMOKE RECORDSのYouTube公式チャンネルでは、LEXTのライブ本編より「Stay With Me」のパフォーマンス映像を公開中。