BIGMAMA×超特急“愛されること”証明した異色競演「TOKUFUKU LIVE Connect」

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昨日2月17日に東京・豊洲PITにてスペースシャワーTV主催の新ライブイベント「TOKUFUKU LIVE Connect Vol.1」が開催された。

左からコーイチ(超特急)、金井政人(BIGMAMA)、タカシ(超特急)。(撮影:上山陽介)

左からコーイチ(超特急)、金井政人(BIGMAMA)、タカシ(超特急)。(撮影:上山陽介)

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「TOKUFUKU LIVE Connect」はスペースシャワーTVで放送中の「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪」発の新しいイベント。ジャンルの異なるアーティストや、リスナーと新たなアーティストをつなぐ場を作りたいという主催者の願いから立ち上げられたもので、同番組にゲスト出演した経験を持つアーティストがライブパフォーマンスを行う。記念すべき初回公演にはBIGMAMA超特急が登場。現メンバーでの活動が10周年を迎えた歴戦のロックバンドと今勢いに乗るメインダンサー&バックボーカルグループという、ジャンルの垣根を越えた2組の競演が実現した。

超特急(撮影:上山陽介)

超特急(撮影:上山陽介)[拡大]

先攻で登場した超特急は高速アッパーチューン「超えてアバンチュール」でライブをスタートさせる。続く「Drive on week」ではユーキがオーディエンスに向けて振り付けをレクチャーし、コーイチは「BIGMAMA!」「超特急!」というコール&レスポンスを起こして一気に会場の熱を引き上げた。最初のMCではリーダーのリョウガが“メインダンサー&バックボーカル”という超特急のスタイルをBIGMAMAファンに向けて説明。「BIGMAMAさんはロックとクラシックを融合させたスタイル。僕らも少し変わった形のグループですから、勝手に親近感を持っています。BIGMAMAさんと超特急の化学反応、見せていけたらなと思います!」と、このライブにかける意気込みを語った。

中盤には彼らの最新アルバム「Dramatic Seven」からの楽曲が連続で披露される。妖艶かつダイナミックなダンスを見せる「Beasty Spider」、愛嬌たっぷりの表情とパフォーマンスでオーディエンスの笑顔を誘う「ライオンライフ」と、7人は多彩な表現を次々と提示していった。また2016年の春ツアーで披露されていた楽曲「DJ Dominator」が久々にドロップされると、8号車(超特急ファンの総称)は大歓声を上げる。コーイチとタカシの伸びやかな歌声に乗せ、ダンサーの5人はリズミカルに体を弾ませてファンの熱い視線を集めた。

超特急(撮影:上山陽介)

超特急(撮影:上山陽介)[拡大]

ユースケが「さあみんな、騒ぐ準備はできてますか!?」とフロアに問いかけるとラストスパートへ。彼らのキラーチューン「バッタマン」でユーキが「BIGMAMA-!」と絶叫すると、ダンサーの5人は勢いよく花道へと飛び出した。ラストの「Burn!」では両手を大きくクロスさせる振りを全力で踊り、熱狂のピークをしっかりと作り上げた7人。全8曲のパフォーマンスを終えると、彼らは深々と礼をして自身のステージを終えた。

金井政人(撮影:上山陽介)

金井政人(撮影:上山陽介)[拡大]

「No.9」でライブの口火を切ったBIGMAMAは、さわやかなサウンドで冒頭からオーディエンスを魅了。「ラララ」というシンガロングからなだれ込んだ「Mr. & Mrs. Balloon」では金井政人(Vo, G)と柿沼広也(G, Vo)の心地よいハーモニーが会場に響く。金井の「新曲です」という一言から届けられた「Merry-Go-Round」では、5人それぞれが熱のこもったスキルフルなプレイを見せ、ファンの熱狂を誘った。

金井はMCで、今回の対バンのオファーにとても驚いたという思いを語る。そして「オファーをくれた人が『これから日本中で愛される2組のアーティストを、ここで出会わせたかった』って言ってくれたんです」と明かすと「彼らは今、それをここで証明したと思う。僕らもロックバンドとして、しっかりと証明したいと思います」と超特急へのリスペクトを熱い言葉に込めた。このあとに披露された「Swan Song」では、彼の「照らしといて」という呼びかけに応えた8号車(超特急ファンの総称)が一斉にペンライトを点灯させるというシーンも。「Make Up Your Mind~運命に着火する~」では7色の光の中、両手を広げた金井が心地よさそうに音に身をゆだねて楽曲を歌い上げる。「ここにいる1人ひとりと超特急メンバーと僕らの未来がいい方向に向かうように」という彼の言葉からプレイされた「神様も言う通りに」では、バンドの熱演にオーディエンスが笑顔で手を挙げ、歓声を送っていた。

金井政人(BIGMAMA)(撮影:上山陽介)

金井政人(BIGMAMA)(撮影:上山陽介)[拡大]

「Sweet Dreams」でフロアに降りた金井は8号車から白と青のペンライトを借り、それを振りながらいたずらっぽい笑みを浮かべる。ラストナンバーの「until the blouse is buttoned up」ではBIGMAMAファンも8号車も一緒になってタオルを高々と掲げる光景が広がった。パワフルな歌声とパフォーマンスでフロアをまとめ上げた金井は最後に「ありがとうございました。BIGMAMAでした!」と告げ、さっそうと舞台をあとにした。

BIGMAMAと超特急のコラボの様子。(撮影:上山陽介)

BIGMAMAと超特急のコラボの様子。(撮影:上山陽介)[拡大]

アンコールでは2組のコラボレーションが実現。BIGMAMA「MUTOPIA」に超特急が楽しそうに体を揺らせば、続く超特急「fanfare」はBIGMAMAの演奏によって披露された。花道に立つ超特急のダンサーの5人はBIGMAMAが紡ぎ出す華やかなバンドサウンドに乗せて躍動。大サビでは、金井に寄り添ったコーイチが弾けるような笑顔で歌声を響かせた。全員が息を合わせた大ジャンプでステージが締めくくられると、超特急メンバーは次々に「楽しかった!」と声を上げる。金井も「生まれてきてよかったです」と、対バンの成功をかみしめるように微笑みを浮かべていた。このライブの模様は4月にスペースシャワーTVプラスで、5月にスペースシャワーTVにてオンエアされる。

なお本日2月18日には同じ豊洲PITでこの公演の“兄弟イベント”「チュートリアルの徳ダネ福キタル♪SPECIAL LIVE Vol.4」が開催される。こちらにはKANA-BOON、SKY-HI、フレデリック、Mrs. GREEN APPLE、鴬谷フィルハーモニーの5組が出演。当日券の発売も決定したので、販売情報の詳細はイベントのオフィシャルサイトにてチェックしよう。

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TOKUFUKU LIVE Connect Vol.1
2017年2月17日 豊洲PIT セットリスト

超特急

01. 超えてアバンチュール
02. Drive on week
03. Beasty Spider
04. Seventh Heaven
05. ライオンライフ
06. DJ Dominator
07. バッタマン
08. Burn!

BIGMAMA

01. No.9
02. 春は風のように
03. Mr. & Mrs. Balloon
04. Merry-Go-Round
05. Swan Song
06. Paper-craft
07. Make Up Your Mind~運命に着火する~
08. 秘密
09. 神様も言う通りに
10. Sweet Dreams
11. until the blouse is buttoned up

BIGMAMA&超特急

01. MUTOPIA / BIGMAMA
02. fanfare / 超特急

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読者の反応

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5️⃣➰6️⃣ @ihcamiohc

今まで見てきたライブで3本の指に入る最高の思い出…MUTOPIA…

BIGMAMA×超特急“愛されること”証明した異色競演「TOKUFUKU LIVE Connect」 https://t.co/ZMoA4sesA6

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