大智も踊る！DISH//“ダンスロックバンド”の本気見せた新体制初ワンマン

DISH//が昨日1月5日に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにてワンマンライブ「『試食会』～第1回～」を開催した。

1月1日に行われた東京・日本武道館公演で、元カスタマイZの泉大智（DAICHI）のメンバー加入を発表したDISH//。この「試食会」は5人体制になって初めて行われたワンマンで、5人は3月より行われる全国ツアー「実食会」の前哨戦として全8曲をフルパワーでパフォ―マンスした。

オープニングSEが会場に鳴り響くと、メンバーが順に姿を見せる。大智が大きくカウントを取るとメンバーは一斉に音を鳴らし、「踊らにゃソン！Song！」でライブをスタートさせた。続く「東京VIBRATION」では橘柊生（Fling dish, Rap, DJ, Key）が「タオルでもペンライトでも、回せるもの手に持って！」とスラッシャー（DISH//ファンの総称）を先導。小林龍二（Rap, B）と柊生は大智の刻む高速ビートに乗せて勢いのあるラップの掛け合いを披露し、客席を熱く盛り上げた。

最初のMCでは柊生が大智にコメントを求め、大智は「よっしゃ！ 今日は全員忘れられない夜にするぞ!!」と力いっぱいに叫ぶ。またここで5人バージョンの新しい自己紹介が披露され、柊生と龍二の間に立った大智は「DISH//のドラム、大智！ ゲジゲジゲジゲジ？ 眉毛!!」と自己紹介をしてスラッシャーと声を合わせた。

次の曲の演奏に入る前、柊生は大智に「ぐるぐる回るところとか、大智も回りながら叩かなきゃいけないんだよ。頼むよ！」と“ダンスロックバンド”としての矜恃を示したが、「ザ・ディッシュ～とまらない青春 食欲編～」で大智は実際にドラムセットを飛び出して4人と一緒に踊り出し、スラッシャーの驚きの歓声を誘う。5人は肩を組んだり目を合わせたりしながらコミカルなダンスを踊り、会場は楽し気なムードに包まれた。また「TENKOUSEI」では5人のソロ回しも披露され、それぞれが見せるエネルギッシュなプレイにスラッシャーは大きな歓声を上げていた。

柊生による振り付け指導からスタートした矢部昌暉（Cho, G）作詞作曲のナンバー「僕の太陽」でライブはラストスパートへ。匠海と昌暉はまっすぐに前を見据えながら力強く歌声を響かせ、スラッシャーは振りを息ぴったりに踊って更なる一体感を作り出す。舞台上も客席も全員が飛び跳ねながら音に身をゆだねる「愛の導火線」でライブ本編は終了。大智は「ドラムが前に出て踊るグループなんて見たことないよ。うれしいですね」と言い、匠海は「DISH//はそういうグループですよ」と返して彼と笑いあう。柊生はスラッシャーに向けて「大智が入ったことで、僕らバンドも歌もダンスも一層気合い入れて一からスタートする気持ちなので！ なので、皆さん変わらず愛してほしいなと思います。5人になっても何も変わらないから！」と呼びかけた。最後に、本日1月6日に20歳になる龍二と1月9日に19歳になる昌暉の誕生日を全員で祝ってライブは終了。DISH//のロゴが大きく描かれたバックドロップの下で深々と礼をした5人は笑顔でステージをあとにした。