[Alexandros]×Blossomsが新木場で熱演、Oasis名曲コラボも

[Alexandros]とイギリス・マンチェスター出身のロックバンドBlossomsのツーマンライブが8月23日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。

この日のライブは[Alexandros]が8月24日にニューシングル「Swan」をリリースしたことを記念し、来日中のBlossomsをゲストに迎えて実施されたもの。イベントの模様はLINE LIVE、GYAO!、スペシャアプリにて一部生中継され、来場者のみならず全国のファンも彼らのパフォーマンスを楽しんだ。

ゲストのBlossomsは8月にリリースしたデビューアルバム「Blossoms」より、「Texia」でライブを開始。ボーカルのトム・オグデンは曲が終わるごとにバンドメンバーを紹介しながら甘い歌声を会場に響かせる。その後も彼らはデビューアルバムからの楽曲を続々と披露。「Blown Rose」では軽快なリズムに合わせて観客たちが気持ちよさそうに身体を揺らす。バンドは高揚感のある「Charlemagne」でパフォーマンスを締めくくり、颯爽とステージを去っていった。

大歓声の中登場した[Alexandros]は「ワタリドリ」でさっそくフロアを大きく揺らす。続いて「Boo!」や「Girl A」といった重厚なナンバーが披露されると、観客たちは爆音を浴びながら熱狂していた。ライブ定番曲などでフロアを大いに盛り上げた彼らは、ニューシングルの表題曲「Swan」で美しいメロディを紡ぐ。川上洋平（Vo, G）が「イギリスから来たBlossomsにこの曲を捧げます」と言い、ギターを弾きながら歌い出したのは「Starrrrrrr」。曲中、磯部寛之（B, Cho）が「新木場！」と咆哮すると、フロアのテンションはさらに上昇していった。

川上はLINE LIVEでこのライブの模様が配信されていることに触れ、LINE NEWSに取り上げられたいと願望を語り出す。彼が「誰かスキャンダルを起こせば……」と冗談めかしたことを言うと、磯部は「ボーカルが一番インパクトがあるよ」とすかさずツッコミ。それに対して川上は「そりゃあ起きたいよ！ どうせあるなら、ハリウッド女優とかね」と会場の笑いを誘っていた。そして本編は「Dracula La」で大合唱を巻き起こったところで終了した。

観客たちがアンコール代わりに「Adventure」を歌うと、[Alexandros]は再びステージへ。バンドは映画「ターザン：REBORN」の日本版主題歌の「Nawe, Nawe」をスケール感たっぷりに演奏し、拍手喝采を浴びた。「Nawe, Nawe」を歌い終えた川上はBlossomsのトムをステージに呼び込む。そしてトムは両バンドが大きな影響を受けたOasisの「Wonderwall」を、川上のアコースティックギターの伴奏に乗せて歌った。トムが去ったあと、[Alexandros]は「Untitled」を熱演。さらに「Don't Fuck With Yoohei Kawakami」「Accelerator」の2曲を連続で披露し、ステージを締めくくった。

なお[Alexandros]は11月9日にニューアルバム「EXIST!」をリリースすることが決定しており、16日からはこのアルバムを引っさげた全国ツアー「[Alexandros] Tour 2016～2017 ～We Come In Peace～」をスタートさせる。