ラスベガス、持ち曲すべて披露のワンマンツアー灼熱の東京公演

Fear, and Loathing in Las Vegasが5月7日に東京・Zepp Tokyoでワンマンライブツアー「FIRST ONE MAN SHOWS TOUR 2016」の最終公演を開催した。

このツアーはバンドが福岡、北海道、愛知、東京の4カ所のZeppで行ったもの。各地で新旧のナンバーを散りばめたセットリストでライブが行われ、4カ所通してFear, and Loathing in Las Vegasの持ち曲すべてが披露された。

轟音のような拍手が鳴り響く中、メンバーがステージに走り込むようにして登場した。1曲目にキラーチューン「Chase the Light!」が投下されると、オーディエンスは早くも狂喜乱舞状態に。続く「Scream Hard as You Can」では大きなシンガロングが起こり、メンバーそれぞれが楽しそうにステージを動き回った。フロアを見渡したSxun（G）は「マジでこの景色ハンパない！ ガンガン曲やるから全員でしっかりついて来いよ!!」と声を上げる。バンドは「Meaning of Existence」「Rave-up Tonight」「Take Me Out!!」と足早に曲を披露し場内をさらにヒートアップさせていった。

Tomonori（Dr）の流れるようなドラミングから入った「Solitude X'mas」では場内に激しいモッシュが起こり、Minami（Vo, Key）によるピアノの音色とSo（Vo）の歌声がエモーショナルに重なった。SxunとTaiki（G）によるメロディアスなリフが紡がれた「Journey to Aim High」ではミラーボールに反射した光が場内を彩り、Soの温かな歌声が観客の手を揺らす。よりヘビーなサウンドが届けられた「Ley-Line」ではダイバーが大量発生。「Abyss」ではTaikiとMinamiが激しく声を響かせるなど、観客をこれでもかと熱狂させていく。ライブが終盤に近づくとSxunは「自分たちの音楽を突き詰めて、もっといい曲作って、もっと激しいライブするから、これからもラスベガスについてきてください！」と観客に呼びかけた。

ラスト2曲を残してSxunは「このツアーの最後2曲をやるんやけど気持ちの整理はついてますか？ アンコールはやりません。お前ら全員かかってこいやー!!」と叫び、「Virtue and Vice」でエッジィなギターリフを繰り出す。ほかのメンバーも彼に続いてパワフルな演奏で観客を盛り上げた。ラストナンバー「Stay as Who You Are」で場内が真っ赤なライトに包まれると、メンバーとファンが共にヘッドバンギングを実施。Minamiは絶唱し、Soは「このまま終わっていいのかー！ 全部出しきろうぜー！」と声を上げる。メンバーの熱演に負けじと、場内にはダイバーが続出していた。ライブの最後にSoは「ありがとー!! すっごい楽しかったぞお前ら！ 俺たちはこれからもこうやって、めちゃくちゃ熱いライブをぶちかましていくから、これからも一緒にライブしようぜー!!」と叫び、ファンから大歓声を浴びた。

なおFear, and Loathing in Las Vegasは8月19日に大阪・舞洲サマーソニック大阪特設会場で自主企画イベント「MEGA VEGAS」を開催する。イベントには現在Fear, and Loathing in Las Vegasのほかでんぱ組.incが出演することが発表されている。イープラスでは5月17日までチケットのオフィシャル先行を実施中。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。