Caravan＆Emi Meyer、雨の野音に響いた至福の歌声

2009年6月15日 13:27 1 音楽ナタリー編集部

スペースシャワーTVが主催するライブイベント「At the Corner」が、6月14日に日比谷野外大音楽堂にて開催された。

MCで「9月末にアルバムを出さないとヤバイ！」と宣言したCaravan。現在は制作作業真っ最中とのことだ。

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Emi Meyerは情感豊かな歌声でオーディエンスをとりこに。なお、6月30日には渋谷CLUB QUATTROでワンマンライブで行うことが決定している。

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「At the Corner」は“邦楽と洋楽の新たな出会い”をコンセプトに立ち上げられた新たな企画。この第1回目のゲストとしてCaravanとEmi Meyerが出演し、約2500人をその歌声で酔わせた。

あいにくの雨、しかも気温もかなり低めとなったこの日。小雨がそぼ降るステージにトップバッターのEmi Meyerが姿を現すと、あたたかな拍手と口笛が彼女を迎える。グランドピアノの前におもむろに座ったEmiは、軽やかな鍵盤の音色から始まる「City Of Angels」でイベントの幕開けを飾った。

続いて「日比谷の皆さんこんにちは。今日は来てくれてありがとうございます」と挨拶すると、「Arrivederci」「Pisces」を甘くスモーキーな歌声で熱唱。高田漣をゲストに招いた「Room Blue」「君に伝えたい」では、ジャジーな楽曲とファニーなギターの重なりが会場を引き込む。ライブ後半ではブーゲンビリアをイメージして書いたという新曲「庭園」では艶っぽいボーカルで魅せ、CMソングにも起用されているブッカー・T・ジョーンズの「Jamaica Song」のカバーでは冷たい雨に濡れる観客の心を晴れやかにした。

転換時間を経てCaravanが登場すると、一際大きな拍手と口笛が雨の野音を包む。Caravanは会場のあちこちからあがる「Caravan」の掛け声に笑顔で応えると、高桑圭（B/Curly Giraffe）、堀江博久（Key）、白根賢一（Dr）という強力布陣を従え「Feed Back」から音楽の旅へと誘った。

中盤では現在制作中というニューアルバムから、力強いメッセージが胸を打つ「Seed」とアッパーな「Music」を初披露。「今年は野音はできないかなと思っていたら、スペースシャワーの企画でできて嬉しいです」という言葉の後、インディーズ時代の「Soul Music」を丁寧に歌い上げたCaravan。本編ラストは「FREE BYRD」でこの上なくハッピーな空気を紡ぎ出した。

拍手と大歓声に導かれ始まったアンコールの「Camp」では客席から大合唱が起こり、ステージ上のCaravanとオーディエンスとの間に一体感が生まれる瞬間も。残念ながら最後まで雨はやむことはなかったが、Caravanやステージ上のメンバーはもちろんカッパ姿のオーディエンスも、雨ですら楽しんでいる様子を見せ、イベントはハッピーな空気に包まれたまま終わりを迎えた。

なお、この日の模様は7月29日にオンエアされることが決定している。

SPACE SHOWER TV presents "At the Corner" ～Caravan meets Emi Meyer～　セットリスト

Emi Meyer
01. City Of Angels
02. Arrivederci
03. Pisces
04. To The Woods（新曲）
05. Room Blue
06. 君に伝えたい
07. 庭園（新曲）
08. Jamaica Song
09. One Good Song

Caravan
01. Feed Back
02. Train Song
03. Strange Garden
04. TRIPPIN' LIFE
05. Julian
06. Seed（新曲）
07. Music（新曲）
08. Wagon
09. Bohemian Blues
10. Soul Music
11. FREE BYRD
EN1. Camp