再現ライブ&カバーも!THE BACK HORN、年に一度のマニヘブ大盛況

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THE BACK HORNの自主企画イベント「マニアックヘブン Vol.8」の東京公演が、昨日12月25日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催された。

THE BACK HORN「マニアックヘブン Vol.8」東京・新木場STUDIO COASTの様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

THE BACK HORN「マニアックヘブン Vol.8」東京・新木場STUDIO COASTの様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

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山田将司(Vo)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

山田将司(Vo)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

菅波栄純(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

菅波栄純(G)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

岡峰光舟(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

岡峰光舟(B)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

松田晋二(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

松田晋二(Dr)(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

事前に行ったファン投票により、2003年10月リリースの3rdアルバム「イキルサイノウ」の完全再現ライブを実施することをアナウンスしていたTHE BACK HORN。山田将司(Vo)と菅波栄純(G)はリリース当時のライブと同じく裸足でステージに登場し、この公演に対する並々ならぬ気合いを伺わせる。予告通りアルバムのオープニングを飾る「惑星メランコリー」で口火を切ったメンバーは、「光の結晶」「孤独な戦場」でフロアを早くも熱狂させた。

3曲を届けたところで、松田晋二(Dr)は「聖なる12月25日に、小雪の舞う新木場STUDIO COASTで9回目のマニアックヘブンが始まりました! 今回は『イキルサイノウ』の再現ライブということで、皆さんこの作品にいろいろな思い出があると思いますが、俺たちも同じで。今日は皆さんと一緒にたっぷりと感じあっていきたいと思います!」と挨拶。その後、「幸福な亡骸」で深遠なサウンドを響かせ場内の熱気をクールダウンさせた4人は、山田のハーモニカが印象的な「花びら」を挟んで「プラトニックファズ」で妖艶な世界を作り出す。続く「生命線」では山田の叫ぶような歌声に呼応するように岡峰光舟(B)と菅波も髪を振り乱して熱演を繰り広げた。

一息ついて、山田は「今日は聖なる日ということで、こんな大切な日にマニアックヘブンを選んでくれてありがとうございます。メリークリスマス」と述べ、「羽根~夜空を越えて~」を伸びやかに歌唱する。MCで松田が語った通り、この日の新木場は小雪がちらつく空模様。約11年前、東京・SHIBUYA-AXで行われた「イキルサイノウ」のリリースツアーファイナル時も粉雪が舞っており、思わぬサプライズ付きでクリスマスソングをオーディエンスにプレゼントする形となった。

その後ライブは明滅するライトとともに不穏なムードを醸し出した「赤眼の路上」、爆音で奏でられた「ジョーカー」と続き、アルバムのラストナンバー「未来」へ。メンバー1人ひとりがピンスポットに照らされる中、4人はお互いの音を確かめ合うようにじっくりと演奏。観客の盛大な拍手に包まれながらステージをあとにした。

「天気予報」パフォーマンス時の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])

「天気予報」パフォーマンス時の様子。(Photo by RUI HASHIMOTO[SOUND SHOOTER])[拡大]

スモークに覆われたステージにメンバーが再び登場して「天気予報」を奏で始め、公演の後半戦がスタートする。徐々に視界が開けると、山田がドラム、菅波がベース、岡峰がギターを担当していることが明らかに。そこへ松田が遅れて登場し、メインボーカルをとる。「マニアックヘブン」らしい演出に会場が沸き立つ中、4人は「怪しき雲ゆき」「リムジンドライブ」といったインディーズ時代の楽曲を立て続けに披露した。

MCでは「マニアックヘブン」で販売するために岡峰が考案したカクテルが不評だという恒例のトークを繰り広げたり、山田が「もうちょっとドラムを練習しようかな」と語ったり、和やかなムードで進行していく。そして山田は「2014年ももう終わるね。いいことばっかじゃないけど、悪いことばっかでもないから。来年もまた、こうやって会って共に生きていきましょう」とオーディエンスに語りかけて、中島みゆき「時代」をカバーした。

イベントも終盤に差し掛かり、「カラビンカ」ではメンバーのダークな一面が爆発。山田にギターを託した菅波は岡峰のそばで地面をのたうち回り、怪しげな手つきで踊り狂う。さらに興奮状態の菅波は客席にダイブ。山田も自身のギターと菅波のギターを交互に弾き始めるなど、約9分にわたってカオスなステージが展開された。最後は「マニアックヘブン」ではおなじみの「さらば、あの日」を力強く届け、4人は年に一度の感謝祭イベントを締めくくった。

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THE BACK HORN「マニアックヘブン Vol.8」
2014年12月25日 新木場STUDIO COAST セットリスト

[第1部]

01. 惑星メランコリー
02. 光の結晶
03. 孤独な戦場
04. 幸福な亡骸
05. 花びら
06. プラトニックファズ
07. 生命線
08. 羽根~夜空を越えて~
09. 赤眼の路上
10. ジョーカー
11. 未来

[第2部]

12. 天気予報
13. 雨乞い
14. 怪しき雲ゆき
15. リムジンドライブ
16. 舞い上がれ
17. 時代(中島みゆきカバー)
18. 旅人
19. カラビンカ
20. さらば、あの日

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とも @strawberrycone1

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