OKAMOTO'S、さかい、槇原ら上映イベで裏話

昨日9月25日に東京・イオンシネマ板橋にて、映画「LOVE SESSION」の先行上映会「『LOVE SESSION』 TOKYO PREMIERE NIGHT」が開催された。%img_290110%

「LOVE SESSION」はOKAMOTO'SがRIP SLYMEと、さかいゆうが槇原敬之や島袋寛子、Crystal Kay、吉田美奈子とセッションするまでの様子を捉えたドキュメンタリー作品。OKAMOTO'Sとさかいがビデオレターでオファーをするところからセッションライブまで、彼らの奮闘やアーティスト同士の熱いやり取りなどを堪能できる映画に仕上げられている。上映会ではMCを務めた大谷ノブ彦（ダイノジ）の進行のもと、監督の板谷栄司、映画に出演したOKAMOTO'Sからオカモトコウキ（G）、ハマ・オカモト（B）、オカモトレイジ（Dr）の3人、RIP SLYME、さかいゆう、槇原敬之、Crystal Kayによる舞台挨拶が行われた。

台本をまったく用意せず今作の撮影に臨んだという板谷は「どういう形にするかは、OKAMOTO'Sとさかいくんに任せていた」と語ると、さかいは「監督はゴールを見ていない、何を目指しているのかわからないんですよ」と冗談交じりに答えて会場の笑いを誘った。ハマ・オカモトも、撮影初日を振り返りながら「最初はしくったなと思いました」と話しながら「いい意味でも悪い意味でもゴールが見えていませんでした」とコメント。またOKAMOTO'Sのオファーを受け、劇中でセッションを繰り広げたRIP SLYMEのRYO-Zは「以前から気になるバンドを尋ねられると、OKAMOTO'Sと答えていた」とコメントし、両者の相思相愛ぶりをアピールした。

さかいは「僕は槇原さんのことが気持ち悪いぐらい好きなんです」と改めてリスペクトを送ると、槇原は「本当にありがたいです」と答え、「もともと僕はセッションのミュージシャンじゃないので、相手が出したものに対してどう乗っていけるかっていうところに興味があった」と今回のセッションが自分にとっても貴重な体験だったことを明かす。Crystal Kayは「本当に初めましての挨拶から撮っていて。音楽とかコラボレーションが作られていく過程が全部映画になっています」と映画の見どころを語った。

トークセッションが後半に差し掛かった頃、劇中でさかいとセッションをともにした吉田美奈子がシークレットゲストとして登場。驚きの表情を浮かべるさかいに吉田は「若い方に好いていただいて光栄です」と投げかける。吉田は「なぜかさかいさんと会う日は全部大雪で大変だった」といった撮影時のエピソードを回想した。最後に板谷が「出演者の皆さんがそれぞれの思いで、それぞれの形で音楽を表現する姿を作品に残すことができて、大変満足しております」と胸を張って語り、舞台挨拶は締めくくられた。

映画「LOVE SESSION」は10月4日から全国の映画館で公開される。