昨年行われたデビュー30周年プロジェクトの第1弾ツアー「青春」では、チェッカーズの楽曲を中心に披露したフミヤ。今週末8月16日より開幕するアニバーサリープロジェクト第2弾ツアー「TRUE LOVE」は、1993年に発表された「TRUE LOVE」以降の楽曲を中心としたセットリストで実施される。フミヤはMCで「ようこそ公開ゲネプロへ。衣装を着たのも初めてだし、初めてのことばかりだから、いろいろ不具合が出てくるかもしれないんですけど……。普段とは違うライブなんで楽しんで帰ってください(笑)」と手探り状態であることを明かしていたが、おなじみのバンドメンバーとの息もぴったりで、声の調子も絶好調。歌詞の世界を表現するように手振り身振りを交え、自身の歴史を彩ってきた楽曲を丁寧に歌い上げていく。普段のリハーサルではあまり動かないというフミヤだが、この日は軽やかなステップでファンを魅了する一幕も。曲の合間では「散髪行ってきました。歯医者行ってきました(笑)」とツアーに向けて準備万端であることをアピールした。
またゲネプロ中にフミヤは、ファンに昨年に続き東京・日本武道館でカウントダウンライブを行うことをアナウンス。「今年も12月31日はよろしくお願いします」「今日のゲネプロを糧に、全国ツアーに行きたいと思います」と述べた。またゲネプロということで、全曲演奏後はステージでフミヤと舞台監督、バンドメンバーが打ち合わせをする場面も公開。ファンはステージ上で繰り広げられるトークに興味津々の様子だった。
なおフミヤは9月24日にライブアルバム「FUMIYA FUJII SYMPHONIC CONCERT」をリリースする。本作には、今年の4月から6月にかけて行われた、指揮者の大友直人が率いる日本センチュリー交響楽団とのフルオーケストラライブの音源が収められる。
藤井フミヤ コメント
今回のツアーのセットリストの基準は?
ソロ20周年なんで、基本はシングルになってますね。ただシングルより人気のある曲ってのがあるんですよ。そういうものを織り込んだり。けっこうファンサービスしてますね。でも、暗い曲は1曲もないかも。ダークなロックはなくて、完全ポジティブ。明るく終わろうと思って(笑)。
ツアーは約3カ月におよぶ内容ですが、現在の調子は?
水を得た魚のようなんですよね。歌ってるときが一番自分の調子がいいし、歌ってなんぼなんで。どっちかっていうと僕、レコーディングよりはステージで歌ってるほうが好きだから(笑)。歌ってるときが一番“自分”っぽいんで。だから(ツアーは)待ちに待ったっていう感じはしてますね。歌う曲も出したときに比べると歌の技量が確実に上がってるんで、技量が上がって歌うとどういうことになるのか、自分でも面白がってるところはある。あと同じアーティストが歌ってるの?ってくらいジャンルが多彩だし、いろんなボーカルのパターンがあるんで、聴く側も楽しめると思います。「フルコース藤井フミヤ」みたいで。それを味わっていただければ。中華もフレンチも和食もあるよ(笑)。でもまずは健康第一でいければ。
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