テスラは泣かない。レコ発熱演「僕らの歴史が始まります」

テスラは泣かない。が昨日5月15日に東京・新代田FEVERにて自主企画ライブ「LIE TO YOURSELF」を開催した。

これは彼らが4月23日にメジャーデビューシングル「Lie to myself」をリリースしたことを記念して開催されたもの。鹿児島と東京での2公演が行われ、東京公演にはゲストとしてヒトリエが出演した。

ヒトリエは「センスレス・ワンダー」からライブをスタートさせる。「我々を誘ったことを後悔させてやる」というシノダ（G, Cho）の言葉通り、バンドは渾身のプレイで場内の温度を上昇させていく。中盤、ミディアムナンバーの「浮遊と沈没と」で一旦クールダウンさせるも、最後は「踊るマネキン、唄う阿呆」「ワールズエンド・ダンスホール」とアッパーチューンを畳みかけ、4人はステージを後にした。

テスラは泣かない。は、オーディエンスの歓声と大きな拍手に迎えられ登場。1曲目「cold girl lost fiction」からコール＆レスポンスを煽り、会場の一体感を生んだ。最初のMCで吉牟田直和（B）が「伝説的な夜にしようぜ！」と語りかけ、村上学（G, Vo）は「今回ツアーはやってないけど、ツアーファイナルの気合いでやります」と意気込みを語る。さらに村上が「僕らの歴史がここから始まります」と続け、バンドはメジャーデビューシングル「Lie to myself」をプレイ。吉牟田と實吉祐一（Dr）の繰り出す跳ねるような3拍子に乗せて、村上と飯野桃子（Piano）の絶妙なハーモニーが響き渡った。

またバンドは、抜けるような村上のボーカルから始まる「Someday」や「もうめんどくせえ」というサビが印象的な「めんどくせえ」など、新曲も続々と披露。「めんどくせえ」では手を上げたり一緒に歌ったりとさっそく新曲を楽しむオーディエンスを観て、4人はうれしそうに笑顔を見せた。

そして6月25日リリースの1stフルアルバム「TESLA doesn’t know how to cry.」のレコ発ツアーを開催することを村上が発表すると、会場からは大きな歓声が上がる。また村上は本日のゲストであるヒトリエに言及し「僕のマグマロック魂に火が付きました」「このツーマン、負けるわけにはいかないんですよ」と熱弁。そして人気曲「アンダーソン」へ突入する。4人は大きく体を揺らし、それぞれの音を自由自在にかき鳴らす。観客も手を挙げ、ジャンプをしてバンドの熱演に応えた。村上が「ここまで4人だけの足でたどり着いたわけじゃなくて、みんながここに連れてきてくれたんだと思います」とファンへの感謝の気持ちを真摯に述べ、ラストナンバー「Shake your hands saying good bye.」へ。4人は向き合うようにプレイするなどし、それぞれがすがすがしい笑顔で本編を終えた。

アンコールで再びステージに現れた4人は、6年前に初めて作ったという「パルモア」をプレイ。テスラ流のダンスナンバーでファンを踊らせた。そして最後は哀愁漂うメロディアスなナンバー「歩も金になって」。巧みな変拍子で場内の熱気を上昇させ、このツーマンライブを締めくくった。

テスラは泣かない。「『TESLA doesn't know how to cry.』release tour」

2014年7月10日（木）愛知県 池下CLUB UPSET
2014年7月11日（金）大阪府 LIVE HOUSE Pangea
2014年7月18日（金）東京都 WWW

テスラは泣かない。「Lie to myself」RELEASE LIVE【LIE TO YOURSELF】
2014年5月15日 新代田FEVER セットリスト

01. cold girl lost fiction
02. fuga
03. Lie to myself
04. Calico
05. Someday
06. めんどくせえ
07. my world is not yours
08. [arc.]
09. Cry Cry Cry
10. イムソン
11. アンダーソン
12. 梵
13. Shake your hands saying good bye.
＜アンコール＞
14. パルモア
15. 歩も金になって