「古都」橋本愛が松雪泰子の所作に「惚れました」

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古都」の完成披露舞台挨拶が本日11月9日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの松雪泰子橋本愛成海璃子、監督のYuki Saitoが登壇した。

「古都」完成披露舞台挨拶の様子。左から成海璃子、松雪泰子、橋本愛、Yuki Saito。

「古都」完成披露舞台挨拶の様子。左から成海璃子、松雪泰子、橋本愛、Yuki Saito。

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中村登、市川崑によって2度映画化された川端康成の同名小説をもとにした「古都」は、伝統を守りながら京都で暮らす2人の女性と、その娘たちの姿を描くヒューマンドラマ。松雪が生き別れになった双子の姉妹、千重子と苗子の2役を演じ、橋本と成海がそれぞれの娘に扮した。

松雪泰子

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4人が着物姿でステージに登場すると、観客席からは拍手と歓声が巻き起こる。松雪は「映画の中の日常着は古典なものが多かったので、今日は着物にしてみました」と挨拶。続けて「今作ではたくさんの京都の方々に協力していただきまして。京都の美しい文化を、この作品を通してきちんと残せたらいいなと思いながら撮影に臨みました」と振り返る。

橋本愛

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成海璃子

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橋本の印象を松雪は「愛ちゃんは、未知の世界に対し不安を抱えている娘の感情を素敵に演じられていました」と述懐。橋本は「所作がとてもきれいで、松雪さんのカッコよさとしなやかさに惚れました」と松雪に笑顔を向ける。成海が「本当に驚いたんですけど、(松雪が)すごい晴れ女で。強力なパワーがあるんですよ」と述べると、松雪は「以前、梅雨時期の沖縄でロケを行うことがあったんですけど、着いたら雨が止んでいて」と自身の晴れ女っぷりを明かした。

ハリウッドで8年間映画制作を学び、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの「バベル」などにスタッフとして参加してきたSaito。「古都」について「偉大な映画監督のお二人がすでに映画化していることもあり、ある種アウトサイダーな目線から現代版として描きました」と話し、「浅はかな知識で挑戦したくなかったので、脚本を書くのに2年かけました。京都を訪れさまざまな体験をする中で、川端先生の小説の偉大さを感じました」と感慨深げに語った。

イベント終盤、松雪は「親たち、そしてその先祖たちが背負ってきた伝統を次の代に継承していくことは、非常に難しい問題です。それが重圧となって娘の未来を遮断してしまうこともある。この作品では、伝統をどのようにして娘に渡していくのかが描かれています」とアピールする。そして「小説を読んでいたときに感じた京都の街並み、そこに生きる人々の強さや純粋さが今作には映し出されています。母親、娘、伝統を守るべき人々、さまざまな視点から楽しむことができると思います」と観客にメッセージを送った。

「古都」は11月26日に京都で先行公開されたあと、12月3日より全国ロードショーとなる。

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(c)川端康成記念會/古都プロジェクト

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