最終章でも泣かないで!「さらば あぶない刑事」、舘&柴田が「夢で会いましょう」

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さらば あぶない刑事」の初日舞台挨拶が本日1月30日に東京・丸の内TOEIにて開催され、舘ひろし柴田恭兵ら総勢10名が登壇した。

「さらば あぶない刑事」初日舞台挨拶の様子。

「さらば あぶない刑事」初日舞台挨拶の様子。

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「さらば あぶない刑事」初日舞台挨拶に登場した柴田恭兵(左)と舘ひろし(右)。

「さらば あぶない刑事」初日舞台挨拶に登場した柴田恭兵(左)と舘ひろし(右)。[拡大]

1986年のテレビドラマシリーズからスタートした、舘演じるタカと柴田扮するユージの活躍を描く「あぶない刑事」。約10年ぶりの新作であり最終章となる本作では、定年退職を5日後に控えた2人が、中南米マフィアから横浜の街を守るため最後の戦いに挑む。

舘ひろし

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本編上映後に行われたこのイベントには、まず浅野温子仲村トオル菜々緒木の実ナナベンガル伊藤洋三郎長谷部香苗、そして監督の村川透が客席の通路を通って登場。そして最後にサングラスをかけた舘と柴田が客席後方に姿を現し、ファンとハイタッチを交わしながらステージへ上がった。

「(劇中の)2人は若かったですか?」と尋ねながら華麗なステップを決める柴田恭兵。

「(劇中の)2人は若かったですか?」と尋ねながら華麗なステップを決める柴田恭兵。[拡大]

涙ぐむ木の実ナナに「泣かないで」のワンフレーズを歌い、元気づけた舘ひろし(一番右)。

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全員が舞台へ上がったところでキャノン砲が発射。これを受け、舘は開口一番「キャノン砲が発射したときに、木の実ナナさんが心臓麻痺で死ぬんじゃないかと思いました」と痛烈なジョークを飛ばす。また柴田は左右の客席を順に指差しながら「こっちから映画を観るとダンディな舘さんが見えます。逆にこっちから観ると舘さんの温かさが伝わってきます。さあ、次は反対の席でご覧ください!」と観客へ訴えかけ、「トオルくんはどこから見ても素敵です」と付け足した。そんな仲村は「これでシリーズが最後かと思うと感無量で泣きそうになっていますが……今、心の中では舘さんが『泣かないで』を歌っています」と舘の代表曲を使った冗談を言い、本人から「くだらないよ!」とツッコミを受ける。しかし木の実がこれまでの思い出を振り返りながら涙ぐんでいると、舘は『泣かないで』のワンフレーズを歌唱して元気づけた。

「さらば あぶない刑事」メインキャストの4人。

「さらば あぶない刑事」メインキャストの4人。[拡大]

公開初日にあたるこの日、舘らメインキャスト4人と村川は朝から横浜と新宿でも舞台挨拶を行ってきた。ここ丸の内TOEIには、彼らの姿をひと目見ようと早い時間から会場前に大勢のファンが詰め寄せており、舘は「ここはすごいですね。でもあんまり大きい声を出さないでくださいね。木の実ナナさんが心臓麻痺で……(笑)」と再度注意を促す。一方の柴田は「(どこの会場も)正直、年齢層が高いなと思った」と素直につぶやき一同を笑わせた。そして浅野が「舘さんのファン、柴田さんのファンがいっぱいいて、そこにトオルのファンもひっそりといた」と笑うと、仲村は「30年目にして、浅野さんと僕はうまくいかないなっていうのがよくわかりました」とキッパリ。しかし浅野から「30年前からトオルとは仲良くありません。今頃気が付いたか!」と反撃を食らった。

ここで司会から「“30年間ありがとう”という気持ちを何か別の言葉で言い換えるなら?」という難しいお題を突きつけられた舘。細かいことを無視して「ありがとう!」と爽やかな笑顔だけで押し切ろうとするも、改めて答えを要求され、「ありがとう以外でね。わかりました。サンキュー!」と威勢よく叫ぶ。続いて柴田は「シェイシェイ」と、浅野は「Don’t forget!」と回答。また仲村が舘と柴田を見ながら「どっちかって言うと、ありがとうって言われたいですね……」とぼやくと、2人は「俺たちに!?」と驚きながらも「ありがとう!」「どうもありがとう!」と頭を下げた。

舘ひろし

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そして次は、「自分にとって『あぶない刑事』とは?」という質問が。舘は改まって「柴田恭兵という俳優との出会いだった気がします。この作品で恭サマに出会えて、影響をいっぱい受けて、その後の作品もできるようになりました」と話す。柴田も「舘さんに会えてよかったです。大下勇次は舘さんから生まれた。舘さんとじゃなかったらこんな大下勇次は生まれなかった」と感謝を述べ、会場は感動的な空気に包まれる。

ファンからのメッセージをゆっくりと読む舘ひろし。

ファンからのメッセージをゆっくりと読む舘ひろし。[拡大]

イベントの中盤では、11月末より期間限定で発足された映画の公式ファンクラブで集められた、ファンからのメッセージボードがステージへ。それを熟読した柴田が「泣きそうです!」とコメントすると、舘はまたもや「泣かないで」のフレーズを披露し会場を沸かせた。さらにフォトセッションの際には、テレビシリーズ第1弾の放送開始年と同じ1986年物のシャンパンが運び込まれ、キャストらは再びのキャノン砲を合図に盛大に乾杯した。

うっすらと目に涙を浮かべる柴田恭兵。

うっすらと目に涙を浮かべる柴田恭兵。[拡大]

最後にサングラスを外した柴田は、「支えてくれた皆さんに本当に感謝しています。長い間ありがとう。これで最後です。でもアンコールの声が聞こえたら……」と冗談でファンの期待をふくらませつつ、「ありがとう。夢で会いましょう」と感動的に締めくくる。そして舘もサングラスを外し、「この映画で学んだことは、浅野オンコは誰にも止められないということ!」と完成作品を観た感想を交え、「でもそのおかげで作品がすごく楽しいものになったし、本当にこの作品に出会えてよかった! 支えてくれた皆さんに心から感謝申し上げます」と改めてファンへお礼を述べた。

最後にファンへ投げキッスを送った舘ひろし(右)。

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「さらば あぶない刑事」は全国の劇場で上映中。

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(c)2016「さらば あぶない刑事」製作委員会

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村川康敏 @highlightsfact

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