吉祥寺に新名所、マンガを感じる店「CAFE ZENON」誕生

来る11月11日、マンガ編集を行う株式会社コアミックスがプロデュースするカフェ「CAFE ZENON」が吉祥寺に開店する。正式オープンに先駆け11月6日、同店は報道陣を招いたレセプションパーティを開催した。

「空間の漫画雑誌」をコンセプトに掲げる同店は、店舗オープンを「新創刊」と表現。マンガとは「想念のパッケージ」であるとして、カフェで過ごす時間そのものがマンガ雑誌を読む行為に相当する濃密な空間を演出する。「北斗の拳」のコマ割を模様にした床、マンガ雑誌を積み重ねデコレーションされたシャンデリアなど、店内には各界クリエイターによって仕掛けられた数え切れない工夫が施されている。

レセプションはコアミックス代表取締役の堀江信彦の挨拶からスタート。「マンガ関係のカフェと聞いて、みんなマンガ喫茶を想像したと思いますが違います」と笑いながら同店の見所を紹介した。続いて、同店を経営するノース・スターズ・ピクチャーズの取締役である北条司、原哲夫、次原隆二が壇上に登場。代表陣による乾杯が行われ、盛大な拍手の中「CAFE ZENON」誕生が祝福された。

同店に協力したクリエイターの紹介では、ロゴや小物デザイン担当のデビルロボッツ、グラフィックアート担当のライトニングボルト、シャンデリアを制作したキムソンヘ、絵画を手がけた井上文太、設計デザイン他を担当するカフェ・カンパニーが登場。デビルロボッツは同店を世界の客人たちに誇れる名所として「東京にきたら『CAFE ZENON』へ行け」とオススメすることを約束した。

絵画担当の井上は、ギターとバイオリンの演奏に合わせたライブペインティングを披露。人生初のライブペインティングということで最初こそ緊張した様子だったが、リズムを掴むにつれ動きにダイナミックさが加わり、最後は勢い余ってステージから転がり落ちるハプニングも。完成した作品は期間限定で展示されるとのこと。

イベントラストにはクリスタルキングのムッシュ吉崎が登場し、アニメ「北斗の拳」の主題歌として知られる名曲「愛をとりもどせ!!」を熱唱。クラウドを魅了する「ユワ、シャーッ！」の叫びで場内を熱狂の渦に巻き込み、盛況の中パーティは幕を閉じた。