「ブラック・ジャック」を狂言で上演!マンガ界初の試み

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手塚治虫「ブラック・ジャック」の164話「勘当息子」を原作とした狂言が、8月29日に東京・宝生能楽堂にて催される「第3回『善竹兄弟狂言会』東京公演」にて上演される。

「勘当息子」よりブラック・ジャックこと旅の医師。(撮影:瀬野匡史) 

「勘当息子」よりブラック・ジャックこと旅の医師。(撮影:瀬野匡史) 

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「勘当息子」は1977年に発表された作品。山中で大雪に見舞われたブラック・ジャックは1軒の宿を見つけ、泊めてほしいと頼みこむ。ひとり暮らしの老婆は久しぶりに3人の息子が帰ってくるから、と1度は断るが、ブラック・ジャックの困り果てた様子を見て招き入れる。それぞれ成功した息子たちと老婆の誕生日を祝う予定だったが、3人とも多忙を理由に帰ってこない。そんな時、勘当した4人目の息子が帰ってくる、というストーリーだ。

この親子の情愛を描いた作品が、果たして狂言ではどう演じられるのか、ファンは期待したいところ。なおマンガ作品が狂言で演じられるのはこれが初めてだ。老母を演じるのは善竹隆司、ブラック・ジャックこと旅の医師を演じるのは善竹隆平。勘当された息子・四郎を善竹大二郎が演じる。

第3回「善竹兄弟狂言会」 東京公演

日時:2010年8月29日(日) 14:00
会場:宝生能楽堂
住所:東京都文京区本郷1-5-9
料金:一般前売4500円 当日5000円/学生前売2000円 当日2500円

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