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桂は本作でのモーションキャプチャパフォーマーという役割について、「(演技をCGに落としこむために)指1本1本に、モーションキャプチャ用の器具を付けて、指先を動かすとそれがCGになる。表情とかまばたき、癖なんかも撮影されているので常に緊張していました」と解説。奥もラッシュを見た際には「杏の動きが可愛い」と賞賛したと振り返り、「原作者の僕でも『萌えー』と言ってしまうというか、惚れちゃうくらい何度も観ていました」とコメントした。
また桂はオーディションではレイカ役を受けたと語り、「ただ私は杏ちゃんと同じ関西人で子供もいるので、シンクロしちゃって。オーディションをするときに『杏の台詞も覚えてきたんで、やってもいいですか』ってお願いしたんです」と直談判したことを明かす。川村監督も「レイカだと正直『どうかな』と思ったんですが、杏の芝居をしてもらったらすごくハマって。『この人だ』と思いました」と続けた。
映画好きでもある奥は、マンガを3DCGで映画化することに対して「以前から3DCGの映画が好きだったんですが、これまでの作品って不満に思う部分もあったんです。でも『GANTZ:O』では僕が危惧しているようなことをわざわざ言わなくても、理想の形になっていたので驚きました」とコメント。川村監督も「先生からはほとんど何も言われなかったので、逆に信頼されていることがプレッシャーでした」と回想した。映画化するうえで難しかったことについて、川村監督は「(大阪編という物語の途中の話で、主人公が原作の玄野でなく)加藤だったのでどうしようかなと思いました。でも原作を読んだことのない人でも楽しめる内容になっていると思います」と解説する。
これまでにアニメや実写映画が制作されてきた「GANTZ」。今回3DCG映画化する上で大切にしたことを問われた川村監督は、「もう少しリアル寄りのCGも制作してみたんですが、日本人の顔の造形でリアルに寄せすぎてしまうと、若干地味に見えてしまってわかりやすさが損なわれるんです。だからリアルとデフォルメの調整はじっくりやりましたし、そこが評価いただいているところかなと思います」と回答する。これを受け奥は「(『GANTZ:O』のCGは)原作の絵にも似ていて、それであって実際の人間にも似ている、中間点なんです。原作の絵に似せたCGアニメってこれまであんまりなかったので、そこを似せてもらえたのはうれしかったですね」と語った。
最後に見どころを問われた奥は「今までに見たことのない映像の映画になっていると思います」と一言。「期待してきても、その期待以上をいく作品になっているのでよろしくお願いします」と続け、観客の期待を煽った。
映画「GANTZ:O」は10月14日に全国ロードショー。なおFabCafe Tokyoでは、原作のパネル展示や「GANTZ:O」の映像上映を行う「GANTZ:TECH」が8月7日まで開催されている。
「GANTZ:O」キャスト
加藤勝:小野大輔
山咲杏:M・A・O
西丈一郎:郭智博
レイカ:早見沙織
鈴木良一:池田秀一
ぬらりひょん:津嘉山正種
木村進:小野坂昌也
平参平:津田健次郎
原哲男:小川輝晃
アナウンサー:吉田尚記
玄野計:梶裕貴
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