本日3月23日に発売されたユリイカ4月臨時増刊号(青土社)では、マンガ、アニメ、ゲームを原作とした舞台のジャンル「2.5次元」を特集している。
昨年「一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会」が発足し、渋谷に専用劇場としてAiiA 2.5 Theater Tokyoがオープンするなど、大きな盛り上がりを見せている2.5次元ワールド。ユリイカ4月臨時増刊号では、舞台「弱虫ペダル」に出演している鈴木拡樹と村田充の対談や、脚本・演出を手がける西田シャトナーへのインタビューを掲載している。また玉城裕規、佐藤流司へのインタビューや、太田基裕と吉谷光太郎の対談も。
なお表紙イラストは
ユリイカ4月臨時増刊号
【カラー口絵】
ステージ・キャラクター・イマジネーション
【存在の可能世界、あるいは身体というインターフェース】
キャラクターの出会う場所 役者は誰の名のもとに / 鈴木拡樹+村田充
〈役者〉という特異点 / 玉城裕規
隈取のようなもの / 矢内賢二
ファンタジーに遊ぶ パフォーマンスとしての二・五次元文化領域とイマジネーション / 須川亜紀子
【世界の息づく舞台】
コロスの響くロードレース 舞台『弱虫ペダル』に吹く風 / 西田シャトナー
人間の神話 叙事詩としての舞台『弱虫ペダル』 / 羽衣典文
キャラクターの召喚 二・五次元というカーニヴァル / 星野太
「なんで歌っちゃったんだろう?」二・五次元ミュージカルとミュージカルの境界 / 藤原麻優子
【いつの日かみた“青春”】
唯一無二の自分を消していく キャラクターのクロックアップの向こう側 / 佐藤流司
二・五次元の証明書 ミュージカル『テニスの王子様』について、いくつか /
あの日の幻 小越勇輝という二・五次元 / 上田麻由子
2,000,000 Tennimu Fans Can’t Be Wrong(I hope)ミュージカル『テニスの王子様』と二・五次元ファンダムに寄せて / 野中モモ
二・五次元の自律性とキャスト=キャラクター / 筒井晴香
二次元と二・五次元の『テニスの王子様』キャラクターの成長、キャラクターへの成長 / 岩下朋世
【演劇のオルタナティヴ――It's Entertainment!】
〈宝塚〉という世界線 / 小柳奈穂子 聞き手=編集部
愛からはじまる / 中井美穂
『テニミュ』と『ベルばら』 / 鈴木国男
「二・五次元演劇」から「二・五次元ミュージカル」へ 最初で最後の逆襲 / 徳永京子
ミザンスの向こう側 / 太田基裕+吉谷光太郎
【可塑的なメディウムをめぐって】
箱、人形、ポエム=オブジェ 愛は二・五次元の属性である / 鈴木雅雄
みんなのシェイクスピア、シェイクスピアのみんな キャラクターとファンダムの歴史 / 北村紗衣
記号と身体と内面 / 藤津亮太
「スターリング」の向こう側 変わりゆくキャラクターと歌い手との関係性 / 柴那典
二・五次元に実装される「キャラクターの魂」を考える / sezu
【リアリティの三段論法】
欲望と自己愛についての対話篇 アイドル・イケメン・マイノリティ / 阿久津愼太郎+少年アヤ
身体がキャラを更新するために / さやわか
ジャニーズという二・五次元 / トモコ
「アイドルステージ」は二・五次元舞台か / 斧屋
2.5次元ミュージカルって儲かんのか?を考えたのち物語体験の未来を夢想する / 飯田一史
【入門篇】
2.5次元ステージキーワードガイド / やまだないと・上田麻由子+PORCh
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- ユリイカ4月臨時増刊号
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柴 那典 @shiba710
『ユリイカ』増刊の「2.5次元特集」に寄稿しました。J-POP
やアニソンの世界にいつの間にか普及した「starring」表記の謎を軸に、キャラクターと歌い手の関係性を考察してます。 - コミックナタリー http://t.co/tgR6tHJgN6