小栗旬の主演により、フジテレビ系列の月曜21時からの枠にて放映されるドラマ版「信長協奏曲」。ドラマでの帰蝶は、政略結婚で嫁いできた織田家内での孤立や、父・斎藤道三との確執など、戦国時代に生きる女性ならではの悩みを抱えた女性として描かれる。
第1話では、ふんどし一丁で寝室にやってきた小栗演じる主人公・サブローへ、強烈なビンタをお見舞いするシーンも。怒るサブローに帰蝶は「お主との縁組は織田家と斎藤家の和睦のため」と、凛として言い放つ。原作マンガや目下放映中のアニメ版でのおっとりした姿とはひと味違う帰蝶を、柴咲がどのように演じるか期待しよう。ドラマは10月13日より放映をスタート。
柴咲コウコメント
Q:原作漫画『信長協奏曲』を読んだ際の感想を聞かせて下さい。
史実をある意味裏切りつつ、ファンタジーとして構成されていて面白いなと思いました。(漫画の)絵のテイストが好きだと、ぐんぐん読み進めてしまうタイプなのですが、『信長協奏曲』は絵のテイストも好きでした。
Q:原作と、ドラマの台本で、帰蝶のキャラクターに違いがありますが?
原作の帰蝶は、自分の夫が、他人にすり替わったことに気付かないんです(笑)。本来、すり替わったことに葛藤が生じるはずなんですけど…、少し天然なんですかね(笑)。原作では、そういう点が描かれていなかったのですが、ドラマの台本では、その辺りをきちんと組み込んでいただいています。ドラマでは、帰蝶が本物の織田信長と折り合いが良くなかったことから始まり、サブローに入れ替わって、彼女の少しかたくなだった部分が緩んでいったり、サブローに対して愛情を寄せていく部分などが、きちっとラブストーリーとして成立しているなぁと思いました。
Q:ヒロイン・帰蝶を演じられる上で、苦労していることがあれば教えて下さい。
“かわいらしさ”を出すことですね(笑)。“マムシの道三”の娘で、勝ち気な性格なので、“かわいらしさ”をどうやって出していけば良いのか、難しいですね。だからと言って、お姫様然としてナヨナヨしているのもつまらないので・・・。私が演じると、どうしても人間くさくなりがちなので、お姫様らしくキレイにしていなければならないところは、ちょっと大変だと思います(笑)。
Q:主演の小栗旬さんとは、初共演になりますが、共演した印象を聞かせて下さい。
実は、小栗さんの作品でお声がけいただいたことは、今まであったのですが、なかなかタイミングが合わず、今回に至りました。以前、竹中直人さんと小栗さんが飲まれている所にお誘いいただいて、ごあいさつだけさせていただいていました。それから数年たっていますので、ほとんど初めてのような気分でしたが、一度お会いしているしと思って、話しかけてみたのですが、あまり盛り上がらず…、今後どうしたら良いのか…(笑)。私よりお若いですが、懐が深い方だなぁと。今回初めてご一緒させていただいたお芝居が、いきなりビンタするシーンだったんですけど、なぜだか躊躇(ちゅうちょ)なくビンタさせていただきました(笑)。まったく遠慮しなかったので、パーンと良い音が響きましたね(笑)。そこらへんは良かったなぁと(笑)。小栗さんはストイックな役者さんなので、今回のようにしっかりビンタが当たった方がうれしいのではないかと思います(笑)。初日は、なかなか雰囲気がつかめず、ご迷惑をおかけしてしまったのですが、小栗さんは嫌な顔ひとつせず、受け止めて下さいましたね。
Q:放送を楽しみにしている柴咲コウさんのファンの皆さん、またドラマファンの皆さんにメッセージをお願いします。
そんなに多くの時代劇に出演していないので、今回の『信長協奏曲』は新鮮に見ていただけるのではないかと思います。演じる帰蝶は、お姫様でキレイに着飾っているだけの女性ではなく、葛藤や孤独を抱えているところに、自分自身、共感できる部分があるので、見て下さる方にも同じように共感していただけるところがたくさんあると思います。サブローとの時代を越えたと言いますか、本来あり得ないラブストーリーも楽しみにしてほしいです。原作で描かれている帰蝶の“かわいらしさ”が、どんな風に出てくるのか、私自身も楽しみで、原作に出てくる“でえと、しとうございます”というセリフを早く言いたいです(笑)。
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