試写会には監督を務めた片岡翔が登壇。オファーを受けたときのことを「(時間軸を行き来し、主軸となる人物が各編ごとに変わる)ストーリーは、面白い構成だが映画化は難しそうだと感じた」と回想し、「それでも挑戦したいと思い、脚本を繰り返し何度も書き直しました」と、脚本執筆時の苦労を明かす。
本作が長編初監督作となる片岡は、「周りのスタッフは慣れている人ばかりだったので緊張しましたが、すぐに打ち解けました。みんなで(作品を)作り上げていくという、チーム感が素晴らしかったです」と現場の雰囲気を語った。主人公の安藤ソラ役を演じた池岡亮介については「前向きで顔も美しく、ソラにそっくりだなと思いました。とても真面目でサッカーの上達も早かったです」と絶賛する。
そしてサプライズゲストとして池岡が登場し、観客に向けて「この作品を観てあたたかい気持ちになっていただきたいです」と笑顔で挨拶。撮影を振り返り「共演者のみんなが同年代の方ばかりだったので、現場は一致団結していてとてもいい雰囲気でした」と語った。
また片岡は原作の魅力について「原作の『1/11 じゅういちぶんのいち』は子供たちが夢を追いかけ、そして明るい未来を切り開いていく素晴らしい物語です」とコメント。最後に「僕は中村先生の思いを引き継ぐ形で本作を撮りました。楽しんで頂けたら嬉しいです」と映画への思いを口にし、イベントは締めくくられた。
「1/11 じゅういちぶんのいち」はジャンプスクエア(集英社)にて連載されている、サッカーを通じてさまざまな人間模様を描き出す連作ドラマ。映画は4月5日よりシネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国で公開される。
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Simona Stanzani 詩文奈 @simona_com
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