本書には、松下が雑誌「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)で2021年4月号から2024年1月号まで連載してきたエッセイに加え、2編の書き下ろしが収録されている。タイトルの“フキサチーフ”とは、完成した作品が色あせたり擦れて色が落ちたりしないよう、絵に吹き付ける定着液のこと。松下のエッセイ連載は、日々の景色や出会いを描写し、“。”を付けて整理することで、松平自身の日常の“フキサチーフ”になれば、という思いからスタートした。
紙面では、役柄と自分自身のギャップや、フルアルバム制作・楽曲作りへの思い、視力が低下したため、松下のサポートを受けながら3000冊以上の本を処分することにした大切な“じいちゃん”のことなど、さまざまなエピソードを読むことができる。なお表紙や中面のイラストは、美術の学校に通っていた経験を持つ松下自身が描き下ろした。
刊行に際し松下は「初めてのエッセイ本です。書籍化をするにあたり、全ての文章を繰り返し、繰り返し、何度も読み直していました。『そんなこともあったな』と懐かしみながら、『くだらないこと書いてるな』と1人笑いながら。日記のようなこのエッセイには、2021年からの僕が詰まっています。笑い、泣き、迷った日々は、華やかではなくとも僕にとってかけがえのない宝物です。なんてことない日々の真ん中に立つ自分をイメージして描いたカバーのイラストと共に、皆さんの暮らしのどこかにこの本を置いていただけると嬉しいです」とコメントした。なお12月16日には、松下本人が出演する出版記念トークイベントが行われる。
なお松下が出演する「
松下洸平コメント
初めてのエッセイ本です。
書籍化をするにあたり、全ての文章を繰り返し、繰り返し、何度も読み直していました。
「そんなこともあったな」と懐かしみながら、「くだらないこと書いてるな」と1人笑いながら。日記のようなこのエッセイには、2021年からの僕が詰まっています。
笑い、泣き、迷った日々は、華やかではなくとも僕にとってかけがえのない宝物です。なんてことない日々の真ん中に立つ自分をイメージして描いたカバーのイラストと共に、皆さんの暮らしのどこかにこの本を置いていただけると嬉しいです。
miiko @M1iko
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